新生児をゲップさせる時の抱き方:やり方のコツを動画で紹介

お世話・ケア

新生児のゲップをさせる時の抱き方
赤ちゃんや新生児にゲップを出してもらうには親の私達が上手に導いてあげる必要があります。
ただ、出産したばかりの新米ママにとって「上手くゲップを出せない」という悩みは大きいのではないでしょうか。

ゲップを出す大事なポイントのひとつが抱き方です。

抱き方は縦抱きと膝抱きの2種類があり、それぞれで共通したコツがあります。
それが「背中を丸めて抱っこしてあげること」です。

新生児の頃はすべてが未熟で何をするにも手助けが必要で、当然ゲップを出すにも出やすい状態にしてあげる必要があるからです。

背中が丸まっていると姿勢が楽でリラックスできる状態になります。
緊張が取れ筋肉が緩みやすいのでゲップもすんなりと出てくれるというわけです。
このため普通に抱っこしているだけでは中々ゲップは出ません。

このページではゲップをしやすい状態にしていく「抱き方」を徹底的にお伝えします。

  1. 高確率でゲップをさせる抱き方
  2. それぞれの抱き方でもっとゲップが出るやり方のコツ
  3. 気持ちよくゲップをしてもらうポイント

これらをマスターしたママはもはや新米ママではありません。
毎回の授乳後のゲップ出しが「今日はどれくらい大きな音で出るかな?」と楽しめるようになります。

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新生児に高確率でゲップをさせる抱き方

ゲップをさせるときの抱き方は次の2つです。

  1. 縦抱き
  2. 膝抱き

それぞれに特徴があるので、自分がやりやすい方法でOKです。
もしくはゲップをしてくれやすいと感じる抱き方をしてみてください。

ゲップをさせる時の抱き方 1 :縦抱き

その名のとおり赤ちゃんを縦向きに抱っこします。
片手で首部分を支えながら反対の手でお尻を支えて持ち上げます。
慣れるまで難しい抱き方なので縦抱きのやり方動画を紹介しておきます。

ただし解説動画では高さが足りません。
ゲップを出すときは動画よりも高く抱き上げる必要があります。

ゲップをさせる時の抱き方 2 :膝抱き

NICU(集中治療室)で看護師が使う抱き方です。
一人ひとり全員を肩に担いで抱っこしている余裕がないからですね。
早い子だと数秒でゲップしてくれる子もいます。

やり方は片方の膝の上に赤ちゃんを座らせてから片手で脇の下に手を通します。
そのまま腕にもたれかけさせるように背中をすこし丸めて腕に乗せてあげるだけです。
持っている手は脇の下と赤ちゃんの腕を引っ掛けるような感じです。

文章だけではわかりにくいので、こちらも動画を紹介しておきます。
縦抱きの方法からはじまるので、50秒くらいまで早送りするとすぐ見れます。

抱き方ごとにもっとゲップが出るやり方のコツ

抱き方を覚えたら毎回安定した姿勢を維持してあげてください。
それぞれの抱き方でゲップが出やすくなるコツがあります。
ここでは縦抱きと膝抱きそれぞれのポイントを紹介します。

縦抱きのポイント

肩に乗せる

胸の前で支える抱き方だと高さが足りません。
肩に担ぐ感じで赤ちゃんの胸からお腹を肩に乗せてあげてください。
するとお腹周りが圧迫されて背中が丸くなるのでゲップを促す効果があります。

ママの肩に頭をちょこんともたれたら、自然と下に向きますよね。
この状態が自然なゲップの出る姿勢です。
背中を真っ直ぐではなく丸めてあげるとゲップも出やすくなります。

膝抱きのポイント

赤ちゃんの片手を脇の下から持つ

脇の下に腕を通して、腕に引っ掛けてあげるように抱きます。
通した手で赤ちゃんの脇の下から腕にかけて掴むと安定します。

片手で十分支えられますから、反対の手で背中をさすってあげてください。
紹介している膝抱きの動画でもこの抱き方をしているので見てくださいね。

ゲップを気持ちよく出すコツ

紹介した抱き方ができるようになったら、いよいよゲップ出しです。
といっても何も特別難しいこともなく、やさしくさすってあげるだけです。
上手に自分でできる子は抱き方が正しければ抱っこだけでも出せます。

背中をトントンしないでさすってあげる

ゲップをさせるときは背中をトントンしましょうと指導されませんでしたか。
もし今もトントンしているなら間違いなので即刻やめてください。

トントンすると背中に緊張が走ります。
すると筋肉が硬直してしまうので、ゲップがますます出なくなるからです。

ほら、思い出してみてください。
あなたもゲップや咳、くしゃみをするときどういう姿勢を取りますか?
そうです、背中をすこし丸めてしませんか。

丸めたほうがやりやすいから自然と丸くなるのです。
赤ちゃんも同じなのですが、じつは上手に背中を丸くすることができません。

背筋を真っ直ぐにして背中をバシバシ叩かれたらどうなりますか。
いま自分で試しにやってみてください。
余計に背中が反りかえって真っ直ぐになってしまいませんか。

背中をトントンしているとゲップはますます出なくなります。
気持ち程度に力を入れて背中を下から上に押し上げるような感じでやさしくさすってあげてみてください。

このとき背中をすこし丸めた姿勢を作ってあげることが大切です。
たいした時間もかからずに気持ちよくゲップをしてくれるはずです。

姿勢を変えてみる

背中を丸めた姿勢を作ってやさしくさすってあげていればゲップは出ます。
しかし、縦抱きが合わなかったり膝抱きが苦手だったりする子もいます。

「ゲップが上手くでないな」と感じたら姿勢を変えて再チャレンジしてください。
抱き方を変えるのが1番わかりやすいです。
それ以外にも縦抱きの高さを調節してみたり、膝抱きの角度を変えたりしてみると効果があります。

出ないかなと思って床に寝かせようとしたときに急に出たりすることもあります。
やり方が間違っていないのに出ないときは姿勢を変えることを覚えておきましょう。

膝抱きならお尻をゆすってあげる

膝抱きのときはお尻を軽くゆすってあげると緊張がほぐれてゲップが出やすくなります。
縦抱きの場合だと効果はありません。

お尻をゆするときはほんのすこしだけです。
強くゆすると首にも負担がかかるので加減に気をつけてください。
先程の紹介動画でも使っているシーンがあるので注意して見てみるといいですよ。

上手にしてもゲップが出ない時はどうする?

ここまでの手順を注意して行ってもゲップが出ない時があります。
そんなときは無理に出す必要はありません。

授乳をしたからといって毎回ゲップが必ず出るものではありません。

1回や2回ゲップをしなかったからといって大きな問題になることもありません。
しかし、ずっとゲップをしない状態が続くのは危険です。
これはお腹の中に飲み込んだ空気の窒素が溜まってしまうからです。

それ以外であればほとんどの空気はおならとともに外へ排出されます。
詳しくは別記事で紹介しているので参考にしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
抱き方の重要なコツは背中を丸めてあげる姿勢を作ってあげることです。

赤ちゃんのゲップを出す抱き方は縦抱きと膝抱きの2種類です。

縦抱きは肩に担ぐように抱き、膝抱きは脇の下から片手をしっかり持ってあげる。
あとはどちらの抱き方でも背中をやさしくさすってあげるだけです。

トントンすると背中に緊張が走るため、必ずさするようにしてください。
それだけで驚くほどゲップが出る確率はアップします。
ぜひ、次回の授乳後はこの記事の抱き方でゲップを出してあげてください。

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