【好きなものだけ】ばっかり食べをする子どもを相手にするときの3つのポイント

お世話・ケア

ばっかり食べ,同じもの,食べない,好きなもの
お子さんが好きなものだけしか食べなくて悩んでいませんか。

  • 好きなものしか食べないので同じものばかりで献立に困る
  • 栄養が偏るので体の健康面が心配
  • なんとか他の食べ物も口にしてもらおうと必死に作るが、食べられなくて凹む

子どもによくある「それだけしか食べない」状態って困りますよね。
栄養も偏るし毎日同じ食材ばかりだと料理にも飽きてきます。

なぜ、子どもは同じものを食べ続けようとするのか。
それは
一時の流行と同じで子ども自身の中でのマイブームだから

ということで
ばっかり食べばかりする子どもを相手にするときの5つのポイント」を紹介します。

そもそも同じものばかり食べさせちゃダメと思い込んでいませんか。
たしかにずっと続くのは問題ですが、子どもの頃の一時であれば大丈夫です。
食べてくれないよりはるかにマシですからね。

かといってそのまま何もしないでおくのも考えもの。
この記事を読むことで
子どもの偏食を利用して食事の幅を広げていくことができるようになります

スポンサーリンク




同じものばかり食べる=ブーム

いまそれしか食べないものがあるのは「子どもの中のマイブーム」です。
もちろん好きというのもあるのですが、一時的なことがほとんどです。

ということは流行と同じでブームにはいつか終わりがやってきます。
反対に食べ過ぎが続くとそれが嫌いになることもあるぐらいです。
これ、あなたにも経験ありませんか?

一時期スイーツが好きすぎて食べ続けていたけど
ある日から気持ち悪くなるようになったような経験です。
子どもでも同じことがありえるので、いまのブームはいずれ過ぎ去るときがきますよ。

好きなだけ食べさせてあげてもいい

ブーム期間中はせっかくなのでいっぱい食べさせてあげてください。
ただそのまま好きなものだけを食べさせるだけでは芸がありません。

作った分は食べさせますが「最後の一口はこっちも食べて」と
こちらの要求も通すようにしていきましょう。

子どもに我慢させて無理に食べさせるのは難しいです。
「これ食べられたらご褒美にこっちの好きなもの食べてもいいよ」
といってもききません。

ご褒美よりも
だっていまこれが食べたいんだもん!
これが子どもの主張ですからね。

ですので、目の前にある好きなものは思いっきり食べさせて
気分がよくなったタイミングで本当に食べてほしいものを出す。
優しさだけでなく交渉術を使いこなす賢いママになることです。

辛いけど戦うしかないときがある

ばっかり食べが酷いと「完全に好きなものしか食べない」状態になったりします。
たとえば唐揚げが大好きで、それがないともうどうにもならない時。

手元にあれば出してあげることもできますが、
ここで出すか出さないかの判断はママ次第になります。

時にはもしすぐ出せる状態であってもあえて出さないことも必要です。
そのときのポイントとしては

  • どんなに騒がれても根負けしない
  • 今日のメニューはこれしかないの一点張りで貫き通す

これ、やってみるとわかりますが正直辛いしイライラします。
あ〜、もううるさい!」となってしまう状態ですね。

気持ちもわかりますが負けないで。
そこでも嫌がる状態が続いても食べさせないくらいの勢いが必要です。

作り置きを出したりするとゴネるともらえると覚えると
毎回続くことになってしまいます。
なので、最初から出すか出さないかをハッキリさせておくことが大切です。

一度出さないと決めたら兵糧攻めするくらいの覚悟を決めてください。
鉄の意思を持って子どもに当たらないと通じないのです。

好きなものから広げていく

いまブームな食べ物があるならそこから派生して食べる幅を広げていきましょう。

たとえば納豆は食べるけど野菜は食べない子だとしたら、
納豆巻きにチャレンジです。

具を全部納豆にするのではなく、間にキュウリやにんじんを巻いたりしてみます。
納豆と一緒なら食べてくれるかなという作戦ですね。

このときのポイントは無理には食べさせようとはしないこと。
とにかく最初の一口がキーポイントです。

警戒しながらになるので時間もかかります。
特に慎重な子ほど強い傾向があり、最初の一口に30分位かかることも。
ママが一緒に「おいしい、おいしい」と言いながら食べてあげるといいですよ。

うまく最初を食べてくれればそこから食が進んでくれることが多いです。
「好きなものしか食べない子」にはこのように
食材を取り入れながらバリエーションを派生させるのがおすすめです。

これでうまくいく子は幼稚園に入ったあとなどは好き嫌いも少なくなっていて
何でもペロリと食べてくれるようになってくれますよ。

絵本を利用する

2歳頃になると言葉でのコミュニケーションが急速に発達してくる時期で、
2語文が言えるようになったり単語の数もぐっと増えてきます。

すると覚えたての言葉で親とコミュニケーションを取ろうとしたがります。
そこで活躍するのが食に関する絵本ですね。

野菜がいっぱい載っている絵本や表現が上手くされている
絵本を読み聞かせてあげてみてください。

原文のまま読んでももちろんいいですが、

  • 「甘いね」
  • 「冷たくておいしい」
  • 「シャキシャキだね」
  • 「柔らか~い」
  • 「プルプルしてる」

などの言葉がけをしていくと
子どもの中にも食べ物に対するイメージが広がってくれます。
あとは他の食材にも良いものがいっぱいあるプラスの印象をつけていくだけです。

1回や2回でどうにかなるものでもありませんが、
派生した料理などに加えて頭からも食のイメージを入れてあげると効果倍増です。

ママと赤ちゃんのたべもの絵本シリーズでおやさいとんとんという本があります。
カレーを作る食材が順に出てきて、その工程をうまく絵本にしている内容ですね。

かわいいお野菜たちがまな板でとんとんされてお鍋にじゃぼん。
最後はおいしいお野菜カレーになります。
こうした絵本を見せてあげるとやりやすいですよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。

1歳位になると味覚が発達し、好き嫌いが出てきます。
また1~2歳の頃は自我や自立心が芽生える時期です。
親が言っていることに逆らいたくなる頃でもあります。

なので無理に食べさせようとすると、逆に意地を張って拒否します。
意地を張らせすぎると「コレは嫌いなものだ」とネガティブな印象にしてしまいます。

どうしても食べたがらないものは無理強いしないこと。
子どものことは意識しないで「これ美味しいね~」と言って
ママが食べてポジティブな印象を与えるようにしておきましょう。

他にも子どもの食べないお皿から
「これ、ママにちょうだい」と言ってみるのもおすすめです。

つい「ちょうだい」と言われて、その食べ物に興味が湧いて
口に入れてくれることがあります。
また、取られたくないって気持ちで焦って口に入れることも。

4歳くらいまでは、新しい物への興味より拒否する傾向があります。
同じパターンのくり返しの方が安心する年齢であることを
理解しておくと対応しやすいですね。

絵本も気に入ったのがあれば、そればかり読みたがりますよね。
食べ物も同じで馴染みのある食べ物を好みます。
これも成長過程の一つなのであんまり神経質にならなくて大丈夫です。

まじめなお母さんほど育児は疲れてしまいますよね。
気を張れば張るほど、食べなかったりするのにイライラしますから。
なのでどうしても食べないときはそっとしておいてくださいね。

あれこれ工夫を凝らしてもダメなときはダメというものもどうしても出てきます。
お子さんそれぞれで全然違うのでコレをすれば完璧と言えればいいのですが、
そういうわけにもいかないのが難しいところですよね。

出来る範囲のアレンジを試してあげて、
安易に好きなものだけを出し続けないように日々戦っていくしかありません。
辛い時期もありますが、子どもの将来を考えて頑張ってあげてくださいね。

スポンサーリンク




お世話・ケア