赤ちゃんの後追い:いつから?原因は?症状がひどい時の対策5つ

成長・発達

後追い
赤ちゃんの後追いがひどくて悩んでいませんか?

ハイハイが出来るようになるとよく聞く後追いの悩み。
あなたも同じように後追いでギャン泣きされた経験、あると思います。

  • 「ちょっとキッチンに立つだけでも大泣き」
  • 「ひたすら自分の後を追いかけ続けてくる」
  • 「見えなくなると虐待したような声で泣き叫ぶ」

こんな経験きっとあると思うんです。
そしていまもそんな状況が辛くてここを見ていただいているかもしれません。

じつは赤ちゃんが後追いするのはちゃんとした理由があります。
今回はそんな赤ちゃんの後追いがテーマ。

すぐギャン泣きする赤ちゃんを相手に、どうすれば少しでも楽になれるのかをお話しています。

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後追いがはじまる原因

ママの姿が見えなくなることに不安を感じると後追いがはじまる原因になります。
専門用語で「母子分離不安」と言います。

赤ちゃんは大きくなっていくとともに、
いつだって近くにいてもらえるママが実は尊い人だという事実にきづくようになります。

そんな時期にママが目の前から離れてしまうと、
もうママが帰ってこないのではないか?
と気掛かりになります。

赤ちゃんは大人と違ってすぐ会えることがまだ理解できません。
すぐ戻ってくるねと伝えてもついてくるのはいなくなるともう会えないと思ってしまうから。

ママがいなくなって不安になった感情が抑えられずに思わず涙してしまうわけです。
そして、赤ちゃんは不安だからこそママの尾行部隊に変身してしまうのです。

後追いはいつからはじまるの?

生後 6 ヶ月 〜 7 ヶ月頃から心の成長が伴って後追いの予兆を見せます。
ちょっと見えなくなると赤ちゃんが泣き出すとかですね。
しかし、まだ体の成長が追いついていないため追いかけることができません。

ハイハイすることが難しい内は泣くばっかしだった赤ちゃんも、
ハイハイという移動手段を習得すると近くを離れようとするママの後を追えるように。
すると、ここからひどい後追いをはじめるわけです。

ハイハイの習得はおよそ 7 ヶ月 〜 8 ヶ月頃が一般的です。
成長に個人差もあるのでズリバイを覚えてからハイハイすることもありますし、
つかまり立ちとほぼ同時期に覚えることもあります。

心と体の成長度によって時期は変動しますが、6 〜 8 ヶ月頃が
見えなくなると泣きだしはじめる目安と覚えておきましょう。

ひどい後追いは少しでも離れようとすると泣き出す

後追いされると家事をやりたくても邪魔が入ってうまくできません。
特にキッチンまわりは赤ちゃんにとって危険がいっぱい!

もう後追い中は家事だけじゃなく何もできないかもしれません。

うちではママの足元でしがみついて離れない時期がありました。
ベビーゲートを設置してからはゲートにしがみつきながらのギャン泣き。
これには本当に苦労させられました。

ただ赤ちゃんのその時の機嫌にも影響されます。
何かに集中して遊んでいたりすれば少し離れても大丈夫だったりするのです。

ですので、あまり神経質にはならずにしてくださいね。
後追いは赤ちゃんの成長だと思って見守ってあげましょう。

赤ちゃんの後追い・ギャン泣きから開放されるために

後追いがひどくなって赤ちゃんのギャン泣きも加わると本当にキツイです。
たしかに最初はかわいいと思える余裕もありました。

でも、それが毎日ず〜っと続いていると少しずつでもイライラやストレスが溜まってきます。
そんなときのギャン泣きを軽減できる方法をお伝えしますね。

後追いをあえておもいっきりさせてみる

後追いは一時的なものと捉え、あえて思いっきりさせてあげることも必要です。
もちろんその間、ママの自由が効かなくなるのでほんとうに大変です。

でも、後追いはママがいなくなる不安から来るものです。
赤ちゃんのそばにいる時間を十分確保してあげることで、赤ちゃんも安心できます。
信頼関係を作っておけば、今後安心してママから離れてくれるようにもなります。

いまは辛いですが、未来への投資と考えて出来るだけそばにいてあげてくださいね。

TVや録画、Youtube 等を活用する

朝の忙しい時間帯や夕方には子供向け番組を放送してくれています。
子供に人気の「おかあさんといっしょ」や「アンパンマン」等いろいろありますよね。

自分の生活リズムのタイミングに合わせて放送されている番組でもいいです。
時間帯が合わない場合は録画を有効活用しましょう。
なるべく決まった時間で 30 分程度の TV であれば目にも大丈夫ですよ。

できれば視聴距離は 1.5 m 〜 2 m 以上とってくださいね。
スマホやタブレットではなく大画面の TV がオススメです。

好きな番組があれば、10 分 〜 20 分程度の集中力は保ってくれることも多々あります。
いま子育てをしていれば、自由な時間の大事さを身にしみてわかっているはずです。
そのわずかな隙間時間でもママは有効活用できますよね。

我が家では

  • 『おかあさんといっしょ』
  • 『いないいないばぁ』
  • 『えいごであそぼ』
  • 『みぃつけた』

NHK教育Eテレの4本立てで時間を稼いでいます。
番組は朝 7:30〜9:00 と夕方 16:00〜17:30 まで。
ここは家事を一気に終わらせるゴールデンタイムです。

どの番組が好きになるかはお子さん次第です。
ぜひぜひ、お気に入りの番組を見つけてあげてください。

いないいないばぁで遊び感覚と思わせる

泣かれることがストレスになっている場合に使える方法です。

離れることが難しいことを逆に遊びに変えてしまいましょう。
赤ちゃんの見えないところへいくときは、いないいないばぁ!と事前にやってあげます。
そこからは扉や壁を利用して、徐々に距離を離してみてください。

いないことが遊びになるので、笑いながら待ってる、もしくはついてきたりします。

これはトイレに行くときとかに使える方法です。
「いないいなーい!」と言ってあげると、扉の前でおとなしく座っていたりしますよ。
いないいないばぁがお好きな子なら、ぜひ一度やってみてください。

離れるときは声を掛ける

いきなりママがいなくなってしまうと後追い中の子はギャン泣きしてしまいます。
なので、ひとこと◯◯に行くことを伝えてあげてください。

  • 「隣の部屋にいるからね」
  • 「ちょっとトイレにいってくるからね」
  • 「すぐ戻ってくるからね」

もちろんこれだけで対応しきれるわけではありません。
でも、すぐ戻ってくることを伝えておけばそれだけでも安心感が違います。

いますぐ言葉がわからなくてもいいんです。
日々続けることで「ママはすぐ戻ってくる」ことを理解できるようになりますよ。
大変ですが離れるときは無言で出て行かないようにしてくださいね。

家事は最低限だけ済ましてしまいましょう

家事に終わりはないと言われるように、思いつく限りのことが出来てしまいます。
ただ、赤ちゃんに泣かれながらの家事って辛いですよね。

なので、「赤ちゃんが泣いたら家事はしない!」くらいの気持ちでいきましょう。
まずは一緒にいることを最優先にしてあげてください。

  • 「掃除は赤ちゃんのいる場所だけ」
  • 「洗い物は昼寝や夜寝てからまとめてやる」
  • 「洗濯物は夜選択に切り替える」

などなど、無理に全部完全にやろうとはしないで大丈夫です。
料理も週末やパパのお休みのタイミングでまとめて作り置きする等の工夫で乗り切りましょう。

でも、パパが非協力的だと家事は相当辛いですよね。
そんなときは両親に甘えてもいいんです。
実家が遠方の方だと難しいですが、そんなときは公共の一時保育が便利です。

1時間数百円で一時保育もやっています。
自分の住んでいる自治体の情報を調べてみてくださいね。
我が家でも両親にも甘えるし、一時保育もたまに使うことがあります。

あなたはきっと責任感が強い方なんだと思います。
それでも、子育てや家事を全部一人で背負い込まないことが大切ですよ。

1歳半検診では親の精神状態まで確認されたりもします。
いまのうちから少しずつでも楽になれる方法を探しておきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
残念ながら後追いそのものを完璧に止める方法はいまのところありません。

なら、いまの環境を逆に楽しむ。
それぐらいの気持ちで構えておいたほうがきっとお互い楽になれるはずです。

誰かのお世話をするのは赤ちゃんに限らず大変なことばかりです。
けれど赤ちゃんの期間も一緒に過ごせるのも長い人生で一時的な期間だけです。

手が離れてしまうと、いまある苦労はきっと良い想い出にもなりますよ。
目の前がつらいことばかりではネガティブになりやすいです。

気分転換でも、楽しくする方法でも、楽する手段でも探しまわってみてください。
きっとあなたも赤ちゃんにとっても良い方向に向いていきますよ。

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