【食が細い】ご飯を食べてくれない子どもにバクバクと食べてもらうための3つの工夫

成長・発達

食が細い,食べない,子ども,赤ちゃん,食事
子どもの食が細くて悩んでいませんか。

  • 食に関心があまりなく、全然食べてくれません
  • 大人と同じもの出しても食べないのストレスが溜まる
  • カレーは何とか食べてくれるけど毎日カレーはさすがに無理

偏食にしても少食にしても食べてくれないと心配になりますよね。
栄養が不足していないか不安にもなります。

なぜ、子どもは食が細いのか。
それは
栄養の摂取バランスを自分である程度コントロールしているから

ということで
食が細い子でも上手に食べさせていくための3つの工夫」を紹介します。

まったく食べないような状態でなければ危険なことにはなりませんが、
このままにしておくと食べないことが当たり前のようになってしまいます。

この記事を読むことで
食べることに興味が薄い子でも食べられるように育てていくことができます

スポンサーリンク




体が未熟なうちは別メニューが必要

離乳食が終わればそのまま大人と同じ普通食に行けると思ってしまいますが
ことはそう簡単じゃありません。

1歳半〜5歳くらいまでの間はまだまだ内蔵が未熟なので
濃い味付けの塩分が多いものや脂肪分は十分に分解できません。

飲み込む力も弱いので、当たり前といえば当たり前ですけど
大人と同じようにとはいかないことをつい忘れがちなので心しておいてください。

一口でも食べたら「スゴイ!」

好き嫌いならそれを除けば食べられるので何とでもなります。
でも、食べることそれ自体があまり好きではない子の場合どうすればいいのか。

心配になる気持ちもわかりますが、成長しているなら大丈夫と思ってください。
もう少し大きくなってくれば自然と食べられるようになるからです。

大人の食べる力を10としたら子どもは3か4程度しかありません。
成長すると10に近づいていくので、長い目で見守って行く必要があります。

食事のときは「一口しか食べてない」「もっと食べなさい
と言わないようにすること。

子どもなりに未知のものと遭遇することが多い時期です。
ともすれば毎日新しい食材にチャレンジしていることもあるくらい。
なので、その部分はしっかり褒めてあげる必要があります。

小さいことかもしれませんが、一口でも食べられたら「すごいね!」
褒めてあげることは非常に大事なことなんですよ。

特に新しい食べ物を口にできたということは一歩を踏み出せたということ。
勇気を急かさずに見守ってあげてください。

困ったときの炊きたてご飯を使いこなす

子どもが食べなくて困ったときに試してみて欲しいことがあります。

それが
炊きたての御飯を食べさせてあげること
この時に必要なものは炊きたてのご飯とペコペコのお腹だけです。

ご飯を炊いたらすぐにお茶碗にふんわりと盛り付けてあげます。
ほんの少しだけ塩をかけて冷ましながら食べさせてあげてください。

炊きたてのご飯を最初から冷ますのではなく、食べさせながらです。
炊いた直後はお米の甘味が十分に出ている1番美味しいタイミングです。
先に冷ましてしまうと味が悪くなるのでそのままいきましょう。

子どもは素材そのもののもつ自然の甘味に敏感です。
炊きたてご飯は甘味をしっかりと持っているので満足してもらえるはず。
何を食べさせるか悩んだときは炊きたてご飯の甘味に頼りましょう。

ご飯がまだ食べられないときは生米からの「おかゆ」で

離乳食中のお子さんの場合には、まだ炊きたてご飯は
粒状感がありすぎて食べられないです。

そんなときはおかゆで代用です。
このとき一度炊いたご飯からではなく、生米から作ることがポイント。

生米から作ると口当たりの良い甘味を含んだおいしいおかゆが作れます。

こういう無条件に食べてくれるおいしいものを子どもと一緒に探していきましょう。
この間は食べたのに、今日は食べないということがあるかもしれません。

それでも諦めずに一つずつ食べられるものを探していくことが大切です。
大人になってからも炊きたてのご飯しか食べられない人なんていません。

いまのうちだけと思っていて大丈夫です。
いつの間にかなんでも食べられるように育っていってくれますよ。

おいしいおかゆの作り方

基本は5分がゆでおいしく作れます。

まずは生米を用意します。
それを鍋に入れて米:水の割合を米1:水5で作ります。
米1カップなら水1リットルです。

沸騰するまで強火で火にかけ、あとは弱火で「1時間」です。
時間は非常にかかりますが、これが1番おいしく作るポイントでもあります。
途中でかき混ぜると糊みたいになるので触らないこと。

炊飯器のおかゆモードでも同じように作ることもできます。
鍋でやるのは大変ならこちらの方が楽にできますね。

アレンジを加えると大人も食べられる

子どもには自然のシンプルなおかゆのままが1番ですが、
大人も食べることを考えると少しアレンジを。

ネギや生姜を足したり、ごま油で中華風にしてみたりすると幅が広がります。
他にも卵と三つ葉とだし醤油で和風にすると飽きずに食べられますよ。

大勢で楽しく食べてみる

食べるものもそうですが、環境も整えてあげると食べが進みやすくなります。
家族みんなでというのも悪くはないですが、ここは他人の手も借りてみましょう。

とくにたくさん食べるお子さんが知り合いにいるのであれば、
ぜひ一緒に食事をする機会を作ってみてください。

目の前でバクバク食べる姿を見るとそれに負けまいと対抗して
いっぱい食べようとするところが子どもにはあります。
実際にそういう経験をされたママもたくさんいらっしゃいますからね。

もし周りにそういう子がいないのであれば、
大衆のレストランなどに行ってみるといいです。
できれば少し大変ですがファミリー向けの子どもが多いお店だと良しですね。

色々な他の子の食べっぷりを見せるというのは学習としても効果的です。
つい外食なんて、と控えてしまうかもしれませんが、
子どもにとって外の世界は刺激もあって非日常空間です。

お家では食べないのに保育園や幼稚園、外だと食べる子っているんです。
みんなで食べると楽しいし人の食べる様子を真似することもあります。

ママと二人の時間が多いなら、ぜひ外や大勢で食べることもさせてみてください。

うちの子が標準だと考える

食が細い、食べないというのは何かと比較しているから起こる考え方です。
ということは比較対象があなたの中にあるということ。

それは感覚的なものだったり育児書の基準値だったり
はては他の同月齢くらいの子との差だったりですよね。

でも、ここでちょっと振り返ってみてください。
いま何かを食べないということはミルクや母乳はある程度終わっている時期。
少し前まではそれしか飲んでいなかった赤ちゃんだったはずです。

それから比べるといまってしっかり成長していませんか。
そう、子どもは小さくても確実に成長していっているんです。

これって子どもが勝手に大きくなったわけじゃありませんからね。
あなたが今のところまで育てたんですよ?
ママはえらい!です。

「うちの子はどうして好き嫌いが多いんだろう」
「どうしてこんなに食が細いのかな」

こんな風に悩んでしまうのは、先程お伝えした比較してしまうことが原因。
これだと全てのことにおいて比較が始まってしまってキリがありません。

なので、他の子じゃなくうちの子を標準にしてみてください。
するとよその子より〜だなんて思わなくなりますから。

まとめ

いかがだったでしょうか。
食が細いということ自体は実は大きな問題として考える必要はありません。

食べる量も好き嫌いも子ども一人ひとりで個性がどうしても出てきます。
いま少しくらい食べなくても体がしっかり成長していれば何の問題もないからです。

成長に影響が出るほど、たとえば栄養失調になるようなことであれば
それは別の問題で心配しなくてはいけません。
ただ、ほとんどの方はそこまでの状態になることは少ないはず。

いま目の前のことばかりを見てしまいがちですが、
先々まで影響が出続ける問題になることは少ないです。
元々食が細い子もいますし、そういう方は燃費が良いこともあります。

なのであまり心配しすぎずに成長しているかどうかで判断してくださいね。

体が大きくなればエネルギー消費量もどんどん増えていきます。
いま心配しているのと反対に今度は食べ過ぎが心配になる日が来るかもしれませんよ。

スポンサーリンク




成長・発達