【調乳】水どうする?赤ちゃんのミルク作りにそのまま使える3つの手段

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ミルクの調乳にどんな水を使うか悩んでいませんか?

  • 水道水でさえも硬度150を超える硬水の地域に住んでいる
  • ケトルで沸かしたお湯と温度調節の為に水道水をそのまま入れていた
  • 市販の赤ちゃん用の水を沸騰させずに使っても大丈夫か不安
  • ミネラルウォーターは使えるものと使えないものがあると聞いた

赤ちゃんが直接口にするので水は少しのことでも気になりますよね。
日々の「ピュアウォーター」の用意をどうするか悩みます。

なぜ、普段大人が飲んでいる水だとダメなのか
それは
雑菌やマグネシウムを含んでいて赤ちゃんの下痢の元になるから

ということで、
赤ちゃんのミルク作りに安心して使える調乳水」を紹介します。

水道水そのままとかやめておいてくださいね。
特に新生児期の赤ちゃんは何かと体の内部も未熟です。

この記事を読めば
調乳の水を素早く用意できて、安心・安全にミルクを作れるようになります

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赤ちゃんの調乳に使える水

そのまま使えるものは少ないです。
沸騰処理などの手を加えることで使える水へ変化させていく必要があります。

基本は一度沸騰させた水道水を使う

水道水には「マグネシウム」や「ナトリウム」といった不純物が含まれているので、
そのまま飲ませると赤ちゃんの腎臓に負担がかかってしまいます。

ほかにも「トリハロメタン」という発がん性物質まで入っています。
主に塩素が原因で発生する物質ですが、
日本の水道水の含有量は安全性が確認できる基準内です。

なので、1度沸騰することで水の不純物を飛ばし、
合わせて雑菌の殺菌効果もあります。

安心・手軽に作るという意味では一番オーソドックスな方法ですよね。
浄水器を使って濾過しておくと更に安全にあげられます。

関東は原発事故の影響で避ける人も多い

2011年3月11日の東日本大震災に原発事故が大問題となりました。
原発事故前までは調乳に水道水を勧められていましたが、
以後は推奨するほどではなくなってきています。

水自体が被爆しているので、それを口にすると影響を受けるという考え方ですね。

どこまで気にするかといった話になってきますが、
少しでも安全性を求める方はミネラルウォーターやウォーターサーバーの
導入を検討される方がほとんどです。

ミネラルウォーターは硬度が60以下のものを使う

軟水や硬水という言われ方で水には硬度が存在します。
硬度とは水1Lに含まれる「カルシウム」と「マグネシウム」の含有量です。

いっぱい含まれていると硬度が高い「硬水
少ないと硬度が低い「軟水」となります。

この軟水と硬水はWHOと日本では基準となる値が異なっていて、数値が違います。

【日本】

軟水:100mg 未満
硬水:100mg 以上

【WHO】

軟水:0〜60mg 未満
中硬水:60〜120mg 未満
高硬水:120〜180mg 未満
超硬水:180mg 以上

日本のほうがアバウトですが、赤ちゃん用に使う場合は軟水が必須です。
さらに軟水の中でもWHO基準でも軟水になる60mg以下である必要があります。

ミネラルウォーターを選ぶ際には硬度のチェックを必ずしてくださいね。

企業ホームページ上で「ミルクOKの表記があるもの」

サントリー 南アルプスの天然水:硬度30
アサヒ 富士山のバナジウム天然水:硬度29
Volvic:硬度60

ミルクOKの表記はないが、硬度が低いもの

日本コカコーラ い・ろ・は・す 天然水:硬度29.1~43
JR東日本 From AQUA 谷川連峰の天然水:硬度20

他にもいろいろありますので、もしお手元の水を使おうと思ったら
まずは会社のホームページで見てみることをおすすめします。

赤ちゃん用の水は沸騰させなくてOK

市販で売られている赤ちゃん用の水があります。
赤ちゃん本舗とか西松屋で見かけますよね。

逆浸透膜方式(RO)という濾過方式で不純物を取り除いた
純水(ピュアウォーター)」に準ずるものです。

余計なものが含まれていないのでそのまま調乳に安心して使える水です。
便利度でいえば一番ですが、常用するにはコストがかかるのが難点です。
お出かけの際には非常に便利なので1本持っておくと安心ですね。

粉ミルクを作る時は70度のお湯で溶かすのが理想ですので、
常温や冷やして使うときはミルクの温度調整用がメインになります。

調乳に役立つアイテム

粉ミルクを作るときは70度以上のお湯が必要です。
たとえ不純物を除いた水があっても温めてあげる必要が出てきます。

なのでこうした水に対する準備をしておくとスムーズにできますよ。

ウォーターサーバー

定番のウォーターサーバーは水とお湯両方がレバーをひねるだけで
出てくるスグレモノアイテムです。

コストや設置場所が必要ですけど、便利度は高いですね。
新生児期〜1歳くらいまでのミルクを作る機会が多い時期に活躍します。

宅配で水を届けてくれるので、買いに行ったりする必要もないですし
使う水も固定できるので毎回どうしようか悩む必要もなくなります。

特に共働きで時間がない方ほど役立ったと感じてもらえるはずです。
有名どころだとクリクラやアクアクララあたりですね。

多少コストがかかっても楽に安心して使いたい方は導入を検討してみてください。
あまり長期間使い続けるのではなく、赤ちゃんがミルクを卒業するか
ある程度大きくなるまでと決めておけば大丈夫です。

便利度は高いですし、そこまで困るほどのコストにはならないはずですよ。

調乳ポット


こちらは調乳に使うお湯を常時用意しておいてくれる便利アイテム。
ミルクは70度以上のお湯を毎回用意する必要があることから
沸騰させて少し冷ましてとしていると時間がどうしてもかかります。

そんなときのためにあらかじめ沸騰させたお湯を入れておけば
自動的にミルク用に70度で保温してくれる商品です。

とくに新生児期は母乳の出も悪いとミルク併用になりがちです。
泣き出した赤ちゃんを長時間待たせるわけにもいきませんからね。

ただ水を沸騰させるだけならいいんですよ。
それこそ電気ケトルでもやかんでもミルクで使う分くらいすぐです。
問題は少し冷まさないといけないこととごく少量の時です。

わざわざ10mlや20mlのお湯が欲しいときに
毎回「沸騰〜冷ます」余裕なんてありませんからね。

調乳ポットは完全ミルク育児や混合でも
ミルク寄りの育児をするママにおすすめです。

それに一人目の時は沸騰させてから冷ます余裕があっても
二人目の子だとそうはいかないことも多々あります。

そんなときに既に適温のお湯がある状態なら重宝しますよ。
もちろん事前にお湯を入れておく必要はありますが、
それならミルクの時間に縛られず隙間時間でサッとできます。

ミルク頻度が多い予定の方は候補に入れてみてくださいね。

水筒


できれば2つ用意すると便利です。
水筒には沸騰させたお湯を入れておくんです。

お出かけのときもミルクを作るときに使えますし、
家の中でもお湯を置いておくように使います。

2つ用意する理由はピュアウォーターの準備のためです。
70度以上のお湯用に一つともう一つに一度沸騰して冷ました水を入れておきます。
できれば冷蔵庫で冷やしておいたものを入れておくといいですよ。

70度以上でミルクを作ったあとって
今度は赤ちゃんが飲める人肌温度にしないといけませんからね。

そこで2つの水筒の調乳用の水を混ぜ合わせて温度調整します。
大体1:1か2:1くらいで割り合わせるといい温度になります。

これなら調乳ポットや電気ポットの代わりにも使えます。
電気代がかからないので、節約家のママならこれです。

調乳をスムーズに進めるコツはいかに作るまでの時間を短縮できるかです。
事前の用意がしっかりできる環境なら水筒で乗り切りましょう。

ただ1日1000ml以上飲むとかだと水筒だけでは間に合わなくなります。
そんなときはサイズの大きい保温ポットで代用するなどしてみてください。

まとめ

いかがだったでしょうか。
調乳とひとことで言ってもやることはいっぱいあります。

作るだけならそれほど手間はかからないかもしれませんが、
必要となる用意が多いんですよね。

なのでそれらをいかにスムーズにしていくかを考えてみました。
全部の方法を使うこともありませんが、
毎回水で悩まないように調乳方法を決めておくといいですよ。

一番楽なのはウォーターサーバーですが、コスト面が高いです。
それでも一番人気があるのは利便性が上回るからですよね。

ピュアウォーターは何も調乳用だけじゃなく料理や
そのまま飲んでも体に健康的なものです。

母乳もあげるならママ自身も水道水を直接飲んだりすると
ミネラルや不純物が母乳から赤ちゃんに伝わることもありえます。

今回の方法を使ってママ自身も健康的に水のことを考えてみてくださいね。

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