【母乳神話】粉ミルクが母乳には「絶対」に勝てない本当の理由

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母乳が赤ちゃんにとって一番と言われている理由を知りたくないですか。

  • 粉ミルクとくらべてそんなに良いものなのかわからない
  • 母乳神話続いているけれど、ちゃんとした理由を知りたい
  • 母乳かミルクどちらで育てていこうか迷っている

母乳が良いとよく聞くけど実際にどこがどう良いのかわかりにくいですよね。
赤ちゃんがしっかり成長してくれるならミルクでも良い気もします。

なぜ、母乳神話がささやかれるようになったのか。
それは
母乳が赤ちゃんに合わせて変化する飲み物だから

ということで、
ママの母乳にミルクが絶対に勝てない理由」を紹介します。

ミルクは昔に比べて大幅な進化を遂げ、現在も研究が進められています。
今後は母乳とほぼ変わりないレベルのところまで到達するはずです。
それでも母乳にしかできない、ミルクには真似できないことがあります。

この記事を読むことで
母乳に対する考え方が変わり、母乳育児を続けて行きたくなります

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ミルクが母乳に負けていると言われる理由

一部のママやミルク全盛時代に育児をしたおばあちゃん世代の中には、
母乳よりミルクのほうが、赤ちゃんの栄養としてすぐれている
と思っている方がいます。

残念ながらこれは間違いです。
ミルクの原料には本来は牛の赤ちゃんが飲むべき牛乳が使われています。
そして、その成分は一定に調整されていて文字どおり人工栄養なのです。

たしかに戦争などが起きていた時代には食べ物が不足していたため
母乳の元となる親の栄養が不足しているような時代でした。

ママ自身が栄養不足で母乳も満足のいく質のものが出なかったという背景があります。
でもいまの時代は飽食の時代です。
それこそ栄養失調で母乳に影響がある人の方が珍しいくらいです。

なので、現代では育児においてはミルクよりも母乳の方が良いとされています。

母乳は世界でひとつだけのモノ

人間の赤ちゃんが飲む母乳は人間がひとりひとり違うように、
そのママ自身によって味や成分が微妙に違います。

つまり、その時期の赤ちゃんに合うように
この世でたった一つしかない母乳がつくり出されているのです。

そしてママが食べるモノの影響も多大に受けますので、
お子さんに与えたいものを食べることで調整したりすることもできるわけですね。
これはどんなにミルクが進化していっても真似出来ない部分です。

母乳は時期に合わせてどんどん変化する

母乳神話の一つの理由に可変する母乳の成分や見た目があります。
また量も調整されていくので一度リズムができるとママは
オートマチックに母乳をあげるだけで済むようになっていきます。

出産直後にしか出ない初乳

産後すぐに出る母乳は「初乳(しょにゅう)」と呼ばれています。
見た目も黄色くて少しベタベタしています。

だんだんと白くなっていき、ついには少し青みがかった
白くさらっとした成乳と呼ばれる母乳に変わっていきます。

さらに色だけでなく成分も変化していきます。
そして初乳には赤ちゃんをバイ菌から守る免疫物質が含まれています。

この初乳はカロリーも高く、赤ちゃんが少ししか飲めなくても
十分な栄養が摂取できるようにできています。
なので出産直後に少ししか出なくても心配することはありませんよ。

母乳の中でも一番大事な栄養と免疫を含んでいるので、
出産直後の初乳は可能な限り赤ちゃんにあげることが大切ですね。

栄養分の変化が赤ちゃんを育てる

母乳に含まれる脂肪分も赤ちゃんが成長するにつれ量も質も変わっていきます。

一日のうちでも朝は脂肪分が多めで夕方は少なくなります。
1回の授乳でも飲ませ始めより飲ませ終わりのほうが多い
というように微妙に変化します。

母乳にはタンパク質や乳糖、ビタミンやミネラルなどが含まれています。
そして赤ちゃんがそのときどきに必要な分量だけ、
過不足なく実にバランスよく配合されているのです。

病気が治る抗体も母乳から出せる

たとえば未熟児で生まれた赤ちゃんのママの母乳。
これは小さな赤ちゃんが早く健康になるような成分が含まれています。

またママがかぜにかかったときも、
かぜが赤ちゃんにうつらないような抗体が母乳の中に分泌されます。

他にも赤ちゃんが病気になった場合も同様です。

赤ちゃんが母乳を頻繁に飲むことで、
病原菌が赤ちゃんからママに移行しますよね。

そうすると母体はそれに応じて抗体を乳房の中で作り出し、
その病気が早く治るような成分の含まれた母乳を分泌
するのです。

これってかなりすごくないですか。
このようなことが自然にできるのは、その赤ちゃんのママから出る母乳だけです。
つまりあなたの母乳は赤ちゃんに最適化されているということです。

生きている母乳

母乳にはママの「すべて」が影響します。

食事、睡眠、体調や気持ちの変化含めて日常の生活の全てが影響し合って、
母乳の成分や味、出る量すらも変化していきます。
水分をしっかり取らないとダメと言われるのもここから来るものです。

まさに母乳は「生きている」と言ってもいいでしょう。
ママが健康的で規則正しい生活を送っていれば、
母乳も質の良いものへ変化していくということですよ。

コミュニケーションが心を豊かにする

心のプラス面も見逃せません。

ママのあたたかい胸に抱っこされる授乳タイムは、
赤ちゃんにとって居心地のいい時間と空間をつくり出します。

そのことは赤ちゃんの情緒面にもプラスです。
同時にママ自身もリラックスすることで、
自然に赤ちゃんをかわいいと思う気持ちが生まれてきます。

このことは育児への自信や満足感にもつながり、
母親としての自覚や成長を促すことになりますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回のお話でミルクには真似できないことがわかってもらえたと思っています。

母乳は生きているのでママと母乳は一心同体のような関係です。
それこそママが生活しているだけで常に母乳にも影響を与え続けてきます。

赤ちゃんの状態も過敏にキャッチして
自分では何も意識していなくても体が勝手に最適化してくれる
スーパーフードのような働きをしているのです。

これって本当にすごいことですよね。
大人で同じような食べ物があったら驚きです。
だって全自動で栄養管理から抗体まで用意してくれるんですから。

赤ちゃんにだけ許された最高の食事環境が新生児期〜授乳期というわけです。

ですので、母乳育児を頑張れる方はなるべく続けた方が良いですよ。
安易にミルクに走らず頑張って授乳を続けてあげてくださいね。

できれば妊娠期間中からマッサージ頻繁にしたり
乳頭の形を整えたりといった手入れをしておくことがおすすめです。

出産後からそれらをやりつつとなると慣れない育児と同時並行で
ママの負担も増えてしまいますからね。

けれど出産してしまったら戻れません。
もし新生児期のお子さんをお持ちで
これから頑張っていこうと思っているなら母乳外来とかも検討してみてください。

専門のマッサージを受けたり、アドバイスをもらうこともできますよ。
あとはどこまで夜間も含めて授乳を続けていけるかです。

完全に出ない状態でなければ後戻りも可能です。
授乳の期間が終わってしまうと短かったと感じるはずですよ。
後悔のないようにひとつひとつを選んでいってくださいね。

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