【警告】公衆でも子どもをお菓子でなだめるな。将来苦労しないための5つの心がけ

お菓子
赤ちゃんや子どもにお菓子をあげてなだめてはいませんか。

  • スーパーでグズるので、お菓子を持たせている
  • 電車でわめくので、お菓子をあげてしのいでいる
  • 他人の家に行ってグズるとお菓子をあげている

お菓子を出すだけでおとなしくしてくれるので、つい頼ってしまいます。
とくに二人目以降の子どもだとありがちですよね。

なぜ、お菓子をあげてしまうのか。
それは
「原因が何であっても、お菓子を食べているときはおとなしくなるから」

でも、お菓子でなだめるには大きな間違いが潜んでいます。
ということで
「後々の苦労はいまのうちになくすためにも必要な5つの心がけ」を紹介します。

常に思考停止状態にならないこと。

どんなにグズっていても、原因は必ずあります。
その原因をじつはあなた自身が作りだしていることも。

「お菓子でなだめ続けることの危険性を知り、将来の苦労を減らして子どもに正しい教育ができます」

スポンサーリンク




おとなしくさせるのではなく、教える

スーパーやバス・電車などの公共の場でグズられたり
騒がれたりすることはよくある話です。

このとき、ついやろうとしてしまう行為が「おとなしくさせる」ことです。

  • 言ってもわからないからお菓子をあげて黙らせる
  • スマートフォンで遊ばせておとなしくさせる

そんな経験をしたこともあるかもしれませんね。

でも、ちょっと待ってください。

おとなしくさせることも大事ですが、
それ以上に大切なことが「教える」こと。

  • みんなが利用する場所では騒いじゃいけない
  • 家では許されることも、外じゃダメなことがいっぱいある

ひとつひとつは小さなことでも、
赤ちゃんや子どもにはハッキリわかりません。

なので、そのたびに何回も言い聞かせてわからせます。
それこそ根気よく「できるようになるまで」ずっとです。

たしかに周りの迷惑を考えておとなしくさせる必要もあります。
でも、それだけじゃダメなんですね。

同じおとなしくさせるにしても、
子ども自身がダメだということを理解しておとなしくするならいいです。

ただ、それが怒られる恐怖だけだったり、
お菓子をもらえるから、スマートフォンで遊べるから
そんな理由だけで言うことを聞いているなら効果はありません。

何かあっても、その場で教える。
もし周囲の視線や迷惑が気になるなら、
諦めてその場を立ち去りましょう。

まずはこれを徹底してみてください。
最初は大変かもしれませんが、子どもが大きくなってから直すより
何倍も楽にできますよ。

周りの目は一時、習慣は一生

公共の場でグズられると周囲のことが気になりますよね。

  • まわりに迷惑がかかる
  • 何か言われそう
  • まだ赤ちゃんなんだからとは言えない空気

ただ、ここで負けてしまうと将来苦労します。
たしかにグズられると周りの方に迷惑をかけます。

程度の差はあれど、目の前で赤ちゃんに泣かれて
気分のいいひとはいませんから。

でも、それってずっと続くわけじゃありませんよね。
ここで、お菓子をもらえることを覚えた子どもはどうなると思いますか。

そう、これから先もお菓子がもらえないとグズるようになります。
いまの月齢にもよりますが、2歳を超えてくると改善は大変ですよ。

周りに迷惑がかかるのは一時です。
赤ちゃんや子どもが覚えた習慣はずっとです。

だったら、どちらを選びますか。
もちろん周りに迷惑をかけてもいいと言っているわけではありませんよ。

同じなだめるにしても、他のやり方を取ったほうがいい
ということを覚えておいてくださいね。

安易な方法を頼らず、親も一緒に我慢する

グズりがひどいときのお菓子は、
食べている間おとなしくしていてくれる万能アイテムに思えてきます。

それでも安易に頼ってはいけませんよ。
おやつの時間以外でもお菓子は食べられることをすぐ覚えます。

公共の場でグズられたときは、いまその場でやろうとしていることを
ママも我慢してください。

  • 電車なら次の駅で降りる
  • スーパーなら店を出る

赤ちゃんだけが我慢するのではなく、親も一緒に我慢するようにします。
一時的には不満やイライラもあるでしょう。

でも、お菓子を覚えた赤ちゃんは後々止めさせることがもっと難しくなります。

であるなら、今ちょっと我慢した方が将来はずっと楽できます。
辛いかもしれませんが未来への投資と思って乗り越えましょう。

いま楽をすると倍返しが待っている

おとなしくさせるためにお菓子を与え続けていると、赤ちゃんはそれが習慣化します。

いざ、やめさせたいと思った時に赤ちゃん側からするとどう感じるでしょうか。
たとえばスーパーでグズり出したとき、お菓子を与えていたとしましょう。

それが3歳頃になって急に、「お店の中ではお菓子を食べちゃいけません
といっても今までよかったことがダメになった理由がわかりません。

それに子どもはそれを理解しようともしません。
子どもにわかるのは今まで食べてよかったのにそれがダメになった、
食べていいという権利が奪われた」と言うことだけです。

食べていい権利を主張するために赤ちゃんの時とは桁違いの騒ぎになりますよ。

これが倍返しです。
今までなだめるために楽をしていたら、
今度はそれを正すために今までの何倍もの苦労する。

そんなことにはならないように今のうちから
将来直さなければいけない事は最初からやらないようにしておきましょう。

スーパーの買い物程度であれば短時間です。
1歳程度でも毎回「お買い物中は静かにしようね」としつこく言っていれば十分理解してくれますよ。

すでにお菓子を与える習慣をつけていると大変かもしれません。
でも、早ければ早いほど楽なので、今すぐにでもやめさせてくださいね。

グズられてお菓子をあたえるのは餌付けと同じ

野生の動物をならすために人間のエサを与えることを餌付けといいます。
赤ちゃんや子どもをおとなしくさせるためにお菓子をあげるのも同じこと。

餌付けをされた子は、たとえ言葉がわかるようになってもやめられなくなります。
なぜなら、もうすっかり餌付けされているからです。

子どもはどんどん賢くなって、することもエスカレートしていきます。
最初はお菓子で済むかもしれませんが、将来はお金に代わるかもしれません。

そうならないためにも、モノで釣るというのはおすすめできません。
いくら周りの迷惑があるといっても、それは言い訳にしかなりません。

お菓子をあたえておけばいい、という考えそのものが思考停止状態だからです。

その子がグズっているほんとうの理由は何でしょうか。

  • お腹がすいている
  • お菓子が食べたい
  • お買い物が退屈
  • 欲しいものが買ってもらえない

いくらでも理由はあります。

よく考えたうえで、お腹が空いているからお菓子をあげることにしたのか
何も考えずただおとなしくさせるためだけにお菓子をあげることにしたのか

同じお菓子をあげるでも大きな違いがありますよね。

「お買い物のときだけ」
「お外に出ているときだけ」
「他所の家にいったときだけ」

残念ながら子どもに「〜のときだけ」は通用しません。
普段からダメなものはダメと教えているかどうかなんです。

公共の場所、友達との関係など含めて
それでもあなたは今後も同じように餌付けをし続けますか。

まとめ

いかがだったでしょうか。
すこし厳しめの言葉も多く言ってしまいましたが、
いま苦労しておけば後にもっと苦労しなくて済みます。

  • おさえるのではなく、教える
  • 周りの目は一時的なもの、覚えた習慣は一生もの
  • 親も一緒に我慢する
  • いま楽をすると将来の倍返しが待っている
  • お菓子をあげるのは餌付けと一緒

たかがお菓子ひとつと思うかもしれませんね。
でも、これはお菓子だけに限らないお話です。

何事も最初が肝心。
悪い習慣はできれば開始しないことが一番ですが、
既にあるものは早めにやめていくことが大切です。

何かあったからといって直せないことはないですが、
それにかかる苦労を考えると、ということです。

ただでさえ大変な子育てを更に苦労することはないと思います。
やめるべきところは、あなたがビシッとやめさせて
子どもを育てていくんだという気持ちで乗り切ってくださいね。

スポンサーリンク