産前産後のママに告ぐ|新生児期の辛さを取り去るやり方

お世話・ケア

苦悩
新生児期の育児が肉体的・精神的に辛すぎてに悩んでいませんか?

  • はじめての育児でわからないことだらけで精神不安定。
  • 産後で体がしんどい。会陰切開の縫合痕が痛い。
  • 自分の時間がまったくない。
  • 連日の寝不足で睡魔との戦いが限界。

初の育児だと慣れないことも多く、母体も出産のダメージから回復していない状況です。
体も心もボロボロの中でも赤ちゃんを「守らなきゃ」って責任感がありすぎて辛いですよね。

なぜ、この時期が辛いのか。
それは
「慣れない新生児の赤ちゃんに手がかかる上、産後の回復もまだだから」

なので、今のうちに何か手を打っておかないと産後うつや育児ノイローゼになってしまいます。

大切なのは、肉体より精神のケア。

体はときが経てば徐々に回復してくれますが、
精神はその逆に悪化を辿りがちです。

「気持ちがほっと軽くなって、育児を前向きにとらえることができるようになりますよ」

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新生児期が「一番辛い時期」となるワケ

「育児の中でも一番辛い時期は?」と聞かれれば、「新生児期」と私は即答します。
特にはじめての出産だった場合はなおさらです。

主な理由として

  • 出産後の母体の回復前であること
  • 初の子育てに慣れていない
  • 正直わからないことだらけ
  • ホルモンバランスを崩している

他にも

  • パパの無自覚
  • 子育て未経験者に理解を得られない
  • 親世代と時代の違いで育児方法が昔と違う

などなど、いっぱいあります。
それらが同時に重なる時期が「新生児期」です。

逆にここを乗り切ることができれば、少しは楽に育児が進められるようになりますよ。

育児に正解なんてない。巻き込めるものは全部巻き込んでしまおう

大変な新生児期を乗り切るには一人じゃなく周りのサポートを受けることが大切です。
ここでどれだけ周りに助けてもらえるかどうかで今後の辛さが変わってきます。

周りのサポートを自分から求める

新生児期の辛さは頭でわかっていても体験をしていない方には実際にわからないです。
なので、何でも一人でやろうとするとほぼ確実に限界を迎えてしまいます。

そして積極的に助けてくれるひとも少ないのが現実です。
なのであなた自身からはっきり助けて欲しい、〜して欲しいと言う必要があります。

あなたはひょっとすると

  • 「何でも自分でやらないと」
  • 「周りに迷惑をかけちゃいけない」
  • 「良い子でいないといけない」

と気負いすぎて真面目な性格なのかもしれません。

でも、この時期は周りに迷惑をかけてもいい時期なんです。
もし一時的に迷惑を掛けてしまったとしても、
厳しい時期を乗り越えたら恩返しすれば良いだけです。

一人で何でもやろうとせず、パパや親はもちろん友人にも頼れるところがあれば、
ガンガン頼りましょう。

里帰りは無理をしてでもしておこう

一人目の出産時はほぼ必須にしてもらっても良いくらいです。

親にとって子供から頼られることは「迷惑」じゃなく「うれしいこと」です。

ひとは誰も自分の価値を求めています。
そんなとき、我が子から孫のことで頼りにされる。
これって全然迷惑じゃなくてむしろ喜ばしいことなんですよ。

親はあなたが考えているよりずっと子供のことを想っています。

今後子育てをしていけばもっとハッキリわかるときが来ますよ。
親に迷惑がかかるとかは気にせず、今からでもすぐ里帰りの準備をしましょう。

このときの物理的な距離は国内程度であればどこでもOKです。
できれば現地で里帰り出産が理想なのですが、
出産が済んでいると新生児の飛行機は無理があります。

その場合は、たとえ北海道から沖縄でも飛行機でご両親に飛んでもらってきてください。
ちょっと大変ですが、数日だけでも助けを借りるだけで全然違います。

最初の1ヶ月だけでも実家で安静にできれば、母体の回復もかなり楽にできます。

もし我が子から頼りにされて嫌がる親は、そもそもの親子関係に問題を抱えています。
ただ誰でもできるとも言えませんし、家庭の事情で頼れないこともあります。
その場合は家事代行でもベビーシッターでもいいので、外部のアウトソーシングも検討してください。

お金はかかりますが、それより自分自身の体をいたわることのほうがはるかに大切です。

Twitter や ブログ、SNS などを使いこなす

出産後は周りとのコミュニケーション不足になりがちです。
それによって気分的に落ち込むことや社会的に取り残された気分になることも多々。

こんなときはインターネットの力で極力補いましょう。
とくに先輩ママの経験や同時期にいる同じ境遇の人の話は共感しやすいです。

まずは子育てや育児・出産や新生児といったキーワードで検索してみましょう。
ブログでも Twitter でもなごむ表現でうまく今の辛さを表していたりする方はいます。

それを読むだけでもおもわぬ解決策がいっぱい見つかりますよ。
それに、ほんのちょっとした言葉に励まされることがあります。
今の時期はとにかく誰かとつながっていると感じられることが大切です。

パパが育児休暇を取得して一緒に手伝ってもらえるのであれば最高の環境です。
精神的な支えを何かひとつでもいいので、早めに見つけましょう。

体はとにかく横になることが一番

産後の体は自分が感じている以上にダメージを抱えています。
7割の方が経験する「会陰切開(えいんせっかい)」の痛みなどはわかりやすいですよね。

出産のダメージを治すにはどうしても日数がかかります。
こればかりは急ぐにも急げませんので、まずは1ヶ月安静にすることが大切です。

でも、新生児を抱えた状態でそんなことは言えませんよね。
なので、とにかく暇があれば横になるだけ。

これだけでも全然違います。
無理に寝る必要はないです。
ただ体を楽にして横にごろんとなってください。

人間の体は睡眠を取らなくても、横になるだけで回復できるようになっています。
休むも立派なお仕事です。

家事や育児が多少滞っても大丈夫です。
まず母体が元気じゃないとそれ以上に滞りますから。
なので、サボっているなどとは決して考えないこと。

旦那さんにもお願いして、極力負担を減らせるよう協力してもらいましょう。

産後のケア完了までは出費をケチらないこと

出産準備にはベビーグッズを揃えたりとお金がかかります。
でも、ここでケチってはいけません。

当然無駄に高額なものを買う必要はありません。
ただ便利なもの、楽になれるものは積極的に取り入れてみましょう。

家事を楽にしたいなら、食洗機・お掃除ロボット・洗濯乾燥機などなど。

ほかにも外部サービスの利用も考えてみてください。
たとえば

  • 宅配弁当を利用する
  • 一時保育で赤ちゃんを見てもらう
  • ハウスキーピングに来てもらう

少しでも楽になれるのなら何でも構いません。
注意としては産後の回復が終わるまでにしておくこと。

サービスを受けるのはもちろん楽ですが、それに慣れすぎてしまうと後が続きません。
それでも出産から最初の1ヶ月は頼ってもいいと思います。
里帰りができない方には心強い味方になってくれます。

周りから何か言われそうと思うことはありません。
周囲の目を気にするより自分目線で判断してみてくださいね。

とにかく人に会う・コミュニケーションを取る

新生児を抱えていると感染症の恐れもあってなかなか外出する機会もありません。
なので、自分の家に新生児のお披露目も兼ねて招待してあげてください。

新生児の頃に赤ちゃんを見れる機会は意外と少ないです。
ただ、友人も気を使ってわざわざ来ようとはしてくれません。
なので、こちら側から声を掛けてあげること。

きっと喜んで出産祝いをもって遊びに来てくれますよ。
先輩ママがいるなら良いアドバイスももらえるはずです。

ここで行動しないとひとりで子育てに翻弄される日々になってしまいます。
なので、新生児期だからこそ誰かに会って話をする時間を作りましょう。

周りの意見や育児本を信じ込みすぎない

赤ちゃんは一人ひとり全然違います。
それこそ体型から性格、ちょっとした好みも全員バラバラです。

なので、周りの意見は意見として聞きますが、必ず守る必要はまったくありません。
赤ちゃんの親はあなたですから、あなたが良いと思ったことだけ取り入れてくださいね。
これは親や姑・親戚・友人、関係なくです。

どれだけあなたより先輩で子育てをしてきている人でも、赤ちゃんの個性は必ず違います。
その方が上手くいったからといって、自分の子にも当てはまるとは言えません。

そして同じように育児本も信じなくて大丈夫です。
傾向として知っておく必要はあっても、我が子に当てはまらないことは多々あります。
経験していけばよく分かるのですが、一人目だとどうしても何かに頼ってしまいがち。

いちばん信じるべきはあなた自身の目と感覚です。
本にはこう書いてあったけど、合わないと思ったらやらなくて大丈夫です。
頭でっかちになるのじゃなく、子供を自分の目や感性で見て最終判断することが大切ですよ。

逆にこれはやっちゃダメ

  • ひとりで全部抱え込んでやろうとする
  • パパの協力を得ようとしない
  • 自分だけを責めない
  • 感謝の気持ちを忘れない

子育ては経験するまでわからないことが多発します。
想像の世界とリアルの世界は別物です。

なので、決してひとりにならないこと。
そして自分を責めないことです。

周りをもっと見てくださいね。
あなたが声を出せば助けてくれる人はいっぱいいます。
ですので、どんどん周りのサポートを受けてください。

助けてもらった感謝の心を忘れなければ大丈夫。
辛い時期を乗り越えた頃には、次に同じ環境になった方を見れば
同じように助けてあげたくなりますよ。

まとめ

いかがだったでしょうか。
出産後の新生児を育てる苦労はほんとうに厳しいものがあります。
でも、これは経験してみないと理解できない世界です。

いくら大変と周りが言っていても、
「そうなんだ」としか思えなかった時期ありませんか?

あなたはまさに今「経験」しているところです。
そして少しだけ先輩の私から言えることは「ひとりにならない」こと。

誰かが居てくれるだけで辛い時でも頑張れます。
同じ境遇の人と話をしているだけでも安らぎます。

そう考えるとパパの存在は偉大なはずなのですが、
現実問題として一緒に居続けてもらえることは難しいですよね。

となると、やっぱり周りに頼るのが一番良い方法です。
最初さえ乗り切れば、あとは緩やかですが下り坂。
多少のアップダウンはあるけれど、ピークは終わりです。

明けない明日はないを心に乗り越えていきましょう。

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