知らなかったら人生の半分は無駄にしていた「夕暮れ泣き・黄昏泣き」から学ぶ子育ての極意

お世話・ケア

夕暮れ
夕方になると決まって泣きだされて困っていませんか。

  • 夕飯の支度などで忙しい時間帯にさしかかると決まって「うぇ~ん!」
  • 日中はごきげんだったはずなのに、時間を決めたように泣く
  • 理由もなく毎日続くのでいい加減疲れてきた

夕方〜夜にかけて泣かれると夕飯もあるし、
赤ちゃんのお風呂もあるしで忙しさに体が悲鳴をあげますよね。

これは「夕暮れ泣き」「たそがれ泣き」と呼ばれるもの。
別名「コリック」ともいわれ、海外でも育児の話題に上ります。

なぜ、夕暮れ泣き・たそがれ泣きがクセモノなのか。
それは
忙しさが増す時間帯に泣かれやすく作業が進まないから

ならば、困っているママに捧げる
「夕暮れ泣き・たそがれ泣きの対処方法」を紹介します。

必要なのは気持ちの切り替え。
ぜんぶを真面目に完璧にやろうとしないこと。

「夕暮れ泣きが終わるころには、いつもニコニコ笑顔なママになれます」

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夕暮れ泣きをもうちょっと詳しく

赤ちゃんが夕方になると理由もないのに泣き出したり、
泣き止まずにそのまま泣き続ける事を言います。

子育ては専門用語が多いですよね。
パッと聞いてわかりやすい名称でも、知らないと困ります。

日中の疲れが原因で泣くのではないかともいわれますが、
その原因は残念ながらはっきりとしていません。

すべての赤ちゃんがこういう泣き方をするわけではなく、
どちらかというと音などに敏感なタイプの赤ちゃんに多く出るようです。

抑えるのじゃなく、付き合う

「3カ月ごろから始まったけれど、5カ月ぐらいには落ち着いてきた」

というママの声が多いようです。

それ以前、以降に及ぶケースもあります。
これはおつきあいしてあげるしかありません。

抱きぐせがつくなどということはありませんから、
しっかりとだっこして安心させてあげてください。

気持ちの切り替えが必要かつ有効

夕暮れ泣き・たそがれ泣き以外にも子育てをしていると役立つ考え方です。

むかし、こんな実験がありました。

ひとつの女性の絵を見せるのですが、
その絵は見方によって年齢が若くも見えるし
年老いても見えるような描き方がされているのです。

とうぜん、絵を見たひとたちの反応もさまざま。
若い美人のひとと答えるひともいれば老人のおばあちゃんというひとも。

実際に正解はありません。
これはそのひとのものの見方を試していただけだからです。

ここからわかること、
それは
1つのおなじ出来事が起きた時、あなたならどのように感じるかです

実際に起こったこんなお話

では、想像してみてください。

あなたが電車にのって座っていると、駅でパパと子どもが電車にのってきました。
パパはあなたのとなりの席に座ります。

でも、子どもはしばらく周りをウロウロして、
そのうち泣き出してしまいました。
さらには暴れ気味で周りのお客さんにも迷惑をかけだします。

しかし、いつまで経ってもとなりのパパは子どもを止めようとも
泣き止ませようとも動くことはありません。

このとき、あなたならどのように感じるでしょうか。
すこし考えて自分の答えを出してみてください。

「なんて非常識な親なんだろう」
「周りの迷惑も考えて欲しい」
「いっそ自分が叱ろうか」

そんなふうに少なくとも「ネガティブ」な感情を抱くと思います。

そこで、あなたはとなりのパパに言います。
「あなたのお子さんが泣いて周りに迷惑をかけていますよ」
「ああ…すみません。ぼーっとしていて気づいていませんでした。すぐやめさせます。」

ここで、パパの口から追加の情報を与えられます。

実は先程、あの子の母が病院で亡くなったばかりなんです。

どうでしょうか。

この一言を添える前と添えた後で、
あなたに先程考えていただいた感情に変化はないでしょうか。

現実は子どもが電車で暴れて周りに迷惑をかけていることは変わりません。
パパもぼーっとしていて子どもに意識が向いていない状態のままです。

それでも、この二人に対する怒りの気持ちはおさまってはいきませんか。

これが「同じ出来事に対する人間の感情の動き」です。

お話が長くなりましたが、これは子育ても同じです。
夕暮れ泣きをする赤ちゃんを前に「どう感じるか

ここを変えていくことができれば、もっと楽に怒ったり悲観することなく
前向きに子育てを進めていけるようになりますよ。

まとめ

夕方に泣かれるとママの忙しさもピークでほんと大変です。
なので、事前に打てる対策はしっかりしておきましょうね。

それに夕暮れ泣き・たそがれ泣きは必ず終わりがくるもの。

もし、おとなになってからもいきなり泣くひとがいたら怖いです。
いきなり「うぇ〜ん!」と泣き出されたら、こっちが泣きたくなります。
いや、むしろ逃げます。

何にせよ、赤ちゃんの泣く時期はいまだけです。
成長すればするほど泣かなくなっていきますから。

であれば、発想を変えていきましょう。

いま自分は赤ちゃんの泣く時期に向き合っている。
でも、そんな日々も終わりがきてしまう。
だったら、エンジョイしながら子育てしよう。

いきなり言って、「はい、そうですか。」とはならないと思います。
いや、むしろそれが出来るならあなたは何でもこなせてしまう天才です。

ただ、それでもいいんです。
ちょっとだけでも意識があれば、人は少しずつでも変われます。

いま辛いときでも、子育ては終わりが必ずやってきます。
それがどんな形になるかはあなた次第。

まだまだ始まったばかりの時期です。
これからの長い旅も出来る限り楽しく過ごせるように
考え方を変えていってみてくださいね。

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