子供が歯磨きしても虫歯になる!原因は磨き残しと歯磨きグッズ

歯磨き

磨き残し,歯ブラシ,歯磨き,虫歯,子供
子供の歯ブラシをしているのに虫歯になって悩んでいませんか。

  • 毎日磨いているのに、歯科検診で虫歯判定をもらってしまった
  • 嫌がる子供相手に仕上げ磨きが上手にできない
  • いまのやり方で本当に正しいのか自信がない

せっかく毎日磨いているのに虫歯になると、どうしたらいいんだろうと思いますよね。
これまでの努力が無駄にされたようで気分も落ち込みます。

なぜ、歯磨きをしていても虫歯になってしまうのか。
それは
磨き残しが起こっていてそこから虫歯になっているから

普通に歯ブラシをしているだけでは、ほぼ確実に磨き残しが起こります。
1日や2日なら問題なくても、チリも積もれば山になります。

ということで
磨き残しをなくし、子供の歯が虫歯にならない方法」を紹介します。

磨き残しとなる原因のほとんどは磨き方が間違っているからです。
そもそも歯を磨くために必要な道具すら持っていないことが多いのです。

この記事を読めば
将来子供から感謝される歯磨きをしてあげられるようになります

スポンサーリンク




磨き残しを無くす 3 つの方法

普通に歯ブラシをしただけでは 40 〜 50 %程度の磨き残しが起こります。
1日では何ともなくても、日々磨き残しが積み重なっていくことで虫歯に繋がります。

磨き残しの原因は、自分の磨き方が歯に合っていないからです。
わかりやすく言えば「クセ」があるということ。
そして、多くの方は歯磨きに必要な道具を歯ブラシ以外揃えていません。

なので、歯磨きに必要な道具を揃えるのと同時に
いまの磨き方のクセを直して、40 %を限りなく 0 に近づけていく必要があります。

そのためには歯磨きのための道具を知り、
自分の磨き方のクセを知っておく必要があります。

どの部分を磨き残しているのかがわからないとクセも直せませんからね。
順番にお伝えしていきましょう。

歯磨きに最低限必要な道具を揃える

磨き残しのない歯磨きをするには最低でも 3 つの道具が必要です。

  1. 歯ブラシ
  2. デンタルフロス
  3. ワンタフトブラシ

普通の歯ブラシは持っていると思いますが、残りの 2 つを両方持っていますか。
デンタルフロスとワンタフトブラシは磨き残しを無くすためには必須アイテムです。

歯ブラシ

これは既にお持ちのものがあると思いますが、選ぶ時の基準をお伝えします。
それは「毛先が真っ直ぐ水平なもの」と「柔らかいもの」を使うこと。

歯ブラシは全体をザッと磨くことが 1 番の目的です。
ギザギザになっているものは毛先が全体に当たらないので、効率が落ちます。
時短も兼ねているので必ず真っ直ぐな歯ブラシを買うようにしましょう。

そして、柔らかいものを使うのは子供の歯茎を傷つけないようにするためです。
子供に仕上げ磨きをしていると暴れられることも多々あるはず。
そんなときでも毛先が柔らかめなら傷つけることも少ないです。

それにママもちょっと力加減が強めになりがちです。
歯に当てる程度でも十分落とせるのですが、
ついついゴシゴシ擦ってしまいます。

こうした部分を補ってもらうためにも、真っ直ぐで柔らかいをキーワードに
歯ブラシを選ばれるといいですよ。

歯科専用品のものならそのあたりは配慮して作られているのですが、
少しお値段も張るところが玉にキズですね。

そんな中でもオーラルケアから出ている「タフト」シリーズがおすすめです。
毛先がまっすぐで柔らかさも選べるタイプです。
お値段も 1 本 100 円代で手に入ります。

歯科医でも取り扱っていることが多いコストパフォーマンスの良い歯ブラシですよ。
この機会にまとめ買いして家族で変えてみると良いかもしれません。

デンタルフロス

デンタルフロスとは歯の隙間に差し込む糸ようじのことです。
タイプが 2 種類あって、糸だけのものとホルダータイプのものがあります。

糸巻きのものは下準備が必要なので、慣れてきた人向け。
最初はホルダータイプのものがお手軽で使いやすいです。

まずはこれも併用して歯を磨くことを取り入れてみてください。
デンタルフロスなくして隙間を磨ききることはできませんよ。

デンタルフロスの詳しい使い方は歯の教科書さんで詳しい図解が載っていました。
参考にしてみてください。

デンタルフロスの正しい使い方

ワンタフトブラシ

ワンタフトブラシとは三角に尖った毛を使用した先の小さいブラシです。
小ささと先端があるとピンポイントで細かいところや奥の方まで磨けるのです。

磨く時はワンタフトブラシを普通の歯ブラシより先に使うことをおすすめします。
先に磨きにくい細かいところを済ませておいて、最後に普通の歯ブラシで落とすと
時短にも歯垢の落ち具合にも役だってくれるのです。

北欧では普通の歯ブラシよりワンタフトブラシがメインで使われています。

普通の歯ブラシではなくワンタフトブラシをメインで使った場合、
株式会社オーラルケア(歯科医で扱う歯ブラシを売ったりしている会社)の調査では、
3 列歯ブラシと比べて 50 %の磨き残しが 20 %にまで下がった結果が出ています。

ここに普通の歯ブラシとデンタルフロスをあわせると残りの 20 %を 0 へ
近づけていくことができるのは容易にわかりますよね。

ブリアン

磨き残し対策に必須ではありませんが、手元にあると重宝する歯磨き粉です。
ブリス菌という虫歯菌を抑える善玉菌が配合されていて、
すすぎも不要で歯が磨ける便利アイテムです。

いちごヨーグルト味でお子さんも嫌がりませんし、
味を目当てに歯磨き中大人しくしてくれるので、仕上げ磨きもやりやすくなります。

価格が高いのが難点なのですが、
ワンタフトブラシの先に少しつけて磨いてあげるようにすれば消費量を抑えられます。
これなら磨き残しをしやすい箇所だけに使えるので効率よく磨けますね。

詳しくはこの記事でレビューしていますので興味があれば、ぜひ。

【虫歯予防歯磨き粉】ブリアンのレビュー | 歯の生え始めから使えて歯ブラシを嫌がる子におすすめ

歯垢染色剤を使う

歯垢染色剤とは、歯についた歯垢を染め出し付着箇所がわかる製品です。
一度歯に塗ってから赤く染まった部分を磨き上げれば、
磨き残しがあるかどうかが一目瞭然でわかります。

最初に歯磨きを済ませて、最後に塗布する使い方がおすすめです。
これもまた消費量が抑えられますし、毎回同じ箇所に反応が出るなら
そこは磨きが行き届きにくい箇所だとわかります。

普通の市販品より歯科専売品のものが使いやすいです。

歯医者で購入できるならそれでもいいですし、
最近は歯科専売品でもインターネットなら手に入るので、
Amazon や楽天などの通販サイトで手に入れましょう。

おすすめの歯垢染色液は以下

ジーシー GC プロスペック 歯垢染色液

ジェルタイプで歯ブラシにつけて軽く磨いて染め出しを行えます。
どちらかというと大人向けの製品なのですが、お値段は控えめです。

染め出し効果が高いので色がハッキリわかりやすいので、
もしお子さんが小学生以降ならこれで染めるといいですね。

松風 ハミガキ上手PRO

こちらは歯科専売品ですが、Amazon で普通に売っています。
計量カップがついていて口の中に含んで行き渡らせる方法です。

小さいお子さんだと飲み込んでしまうので、
綿棒などにつけて塗ってあげるのがおすすめです。

プロスペックに比べると染め出し効果が弱いので、
歯磨きにこだわりのある方が使うと物足りないかもしれません。
あくまで歯垢を確認するための目安とする程度で使いましょう。

歯磨き指導を受ける

いくら道具が揃っていても、歯磨きのやり方が悪いと効果も半減です。
ここで細かく指導できれば良いのですが、歯の形も歯列も状態も人によって違います。

お近くの歯科医で歯磨き指導をしているはずですので、
一度指導を受けることを強くおすすめします。

既に虫歯があるのであれば治療の間で教えてもらえるはずですので、
毎回聞き流さずにメモを取るぐらいの気持ちで望んでください。
治療中にサラッと指摘されたりするので忘れやすいんですよ。

できれば専門的に 1 対 1 で行ってくれる歯磨き指導がベストなのですが、
指導料が 1回 2,000 円程度とそれなりのお値段もしたりします。

道具を揃えて使ってみてもうまくいかないときや、
治療を受ける必要があるときに相談してみると良いですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
本当に正しい歯磨きをしている方は日本ではまだまだ少ないです。

歯のメンテナンスを定期的にしっかりしている方は 2% 程度とも言われています。
ほら、あなたも最後に自分のために歯医者に行ったのっていつですか。

その答えが思い出せないくらい前なら、間違っていない数字なのかもしれませんね。

お子さんの歯を磨いていても虫歯になってしまう原因は他にもあります。
もともと産まれ持って虫歯になりやすい体質ということもありえます。

ただ、それでも磨き残しさえなければかんたんに虫歯にはなりません。
歯垢を除去できる状態であれば、虫歯の原因が存在しませんからね。

虫歯にならないために大切なことは「予防」です。
歯磨きもそうですし、普段から虫歯になりやすいものを口にしないこともそうです。

日本は世界で見た時に「予防」ではなく「治療」に力を入れている国です。
虫歯になってから治せば良いという考えでは虫歯を減らすことはできません。
日々の予防があるから虫歯になりにくい状態を維持できます。

歯磨きひとつでも細かいところまでやらないと本当の予防にはなりません。
今回紹介している道具を揃えて、正しい磨き方で
毎日お子さんの歯をメンテナンスしてあげてください。

いまは大変でも、将来子供から感謝される日がきっとやってきますよ。

スポンサーリンク




歯磨き