お風呂上がりに保湿クリームは必要?赤ちゃんをぷにゅ肌に育てる極意

お風呂

赤ちゃんの肌
赤ちゃんの入浴後に、保湿クリームやパウダーを塗る必要があるか悩んでいませんか。

  • 赤ちゃん用保湿クリームを使っていいのかわからない
  • ベビー用品リストにローションやパウダーが入っている
  • 赤ちゃんの肌によいものがわからない

出産を控えたママだとわからないことだらけですよね。

なぜ、赤ちゃんのお風呂上がりにスキンケアが必要かと思ってしまうのか。
それは
「大人がお風呂上りに乾燥対策としてスキンケアをするから」

大事なのはイメージや思い込みで判断しないこと。

赤ちゃんは大人のようにお風呂上りにせっせと
スキンケアはしなくても良いことが判明しています。

「余分なケアを省いて、皮膚トラブルのないぷにゅぷにゅできれいな肌に育ちます」

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赤ちゃんの肌の状態を見て判断する

私達のお肌はそもそも、保護機能が備わっています。

ほら、転んですりむいたり怪我してもしばらくすれば治りますよね。
それと同じで、体を洗ってもしばらくしたら「うるおい成分(皮脂膜)」が
肌から自動的に出るようにできているんですね。

なので、「お風呂上りにすぐ保湿しなきゃ」と焦る必要はないですよ。

体が温まっていると保湿効果はわずかながらに高まる結果もあります。
ただ、その効果の差は慌てるほど違うものでもないんです。

アトピーの状態になっていれば、早いほうがかゆみ防止にもなるので
できれば湯上がり5分以内に保湿剤を塗ってあげたほうがいいです。

しかし、肌トラブルが特段なさそうなら少し
「うるおい成分が出てから」
くらいの気持ちでいきましょう。

お風呂あがりじゃなくていい

いそいで保湿剤を使わなくていい条件は
皮膚トラブルのない赤ちゃん」限定です。

皮膚に問題がないときはお風呂上りに限定して塗ることはしなくていいです。
なぜなら、ちゃんとした実験結果で効果測定された科学的根拠があるからです。

それは日本の論文でも正式に発表されています。

論文の中にこんな実験がありました。
実験の中身をかんたんに言うと
全員40度のお湯に20分入って、

  • 1分後に保湿剤を塗るひと
  • 1時間後に保湿剤を塗るひと

こういう条件のひとを作り出します。
で、お風呂上がりに2週間継続してやってもらいます。
その後に体の水分量をチェックするというもの。

で、結果はというと

ほとんど差がない

です。

なので、論文でも「毎日好きな時間に塗ってOK」と締められています。
保湿を毎日することでアトピーになりにくくなる実験結果も出ていますよ。

肌トラブルがあれば遠慮なく保湿剤を使う

乾燥や肌トラブルが起こったときは
お医者さんに処方された保湿剤を使いましょう。

それに何か問題があったときの治すことに使うのは正しい用法です。

きちんと薬を塗り保湿する

完全に治す

肌の状態が安定する

保湿が必要なくなっていく

皮膚科のお医者さんも小児科のお医者さんも同じ見解です。
なお、トラブルがあれば処方を受けたほうが安心なのはもちろんですからね。

日常の保湿は「予防」ということを忘れないでくださいね。

塗らない保湿

寒い時期のお風呂は、赤ちゃんの湯冷めにも気を配ってくださいね。
それに一人でお風呂を入れると、自分が裸でウロウロしなきゃいけないこともあります。

そうしたときに保湿剤まで塗るとどうしても手間隙がかかります。
流す必要がなく保湿効果もある沐浴剤(スキナベーブ)を使うのアリですね。

これ、結構便利なんですよ。
お湯に液体を入れて、かき混ぜるだけで石けんいらずで洗えますから。

こんな感じで洗えちゃいます。

スキナベーブ(200mL)[入浴剤・沐浴剤 ピジョン]

塗ればいいってものじゃない

人間のお肌は何か塗らなくてはいけないモノではありません。

大人はいっぱい塗ってるよ?

これは残念ながらお肌の成長のピークが過ぎてしまったから。
お肌が年齢と共に老化しているからです。

メイクやスキンケアをしすぎるから、うるおい成分である皮脂膜の分泌も
悪くなってしまっているだけです。

スキンケアで人工的に補うので、お肌は
補わなくていいのね!」と勘違いしてしまいます。

だから、どんどん化粧品を使わなければいけない肌になっていく、という悪循環なのです。

赤ちゃんの頃のスキンケアは軽い保湿程度の最低限だけで十分。
あれもこれもと化学物質をベタベタ塗り過ぎないようにしてくださいね。

日頃から肌の状態を健全に保つ

普段の肌状態が良好なら、ほとんど何も塗らずに済みます。

塗ってるほうが良いイメージもあると思います。
ただ、できる限り「何も塗らない」が理想的なんですけどね。
やっぱりイメージというのはなかなか取れません。

  • 赤ちゃんのオムツや肌着をこまめに取り替えて清潔を保つ
  • 熱すぎないお湯で短時間の入浴をさせ、大事な皮脂を失わないようにする

ちょっとしたことで乾燥予防にもなってくれます。
最低限、これくらいは意識して守ってもらうだけでも変わってきますよ。

保湿をするときは使い分けて

「もし使うなら、どんな保湿剤塗ればいいの?」

気温や湿度によって、赤ちゃんが快適と感じる保湿剤は変わります。

夏は軽いサラッとしたもの(ローション)

ヴェレダ カレンドラベビーミルクローション (保湿乳液) 200ml

冬は保湿性の高い重めのもの(クリームやオイル)

ママ&キッズ オリゴミルク

クリームタイプの保湿剤はいったん手のひらに出して両手ではさんで温めてください。
人肌の温度にしてから塗るとほんとよく伸びます。

初めて使う商品は小さいサイズでパッチテストしてからにしたほうが安心ですよ。

保湿剤をつかうときの注意点

初めて使う商品をいきなり広範囲に塗る
特にトラブルがないのに色々と塗る

もし皮膚トラブルが出た場合、被害が大きくなってしまいます。
まずは少量を腕の内側などに塗って半日程度様子を見るのがおすすめです。

それにあれこれいっぱいつけると皮膚トラブルになったとき、
何が原因かわからなくなるので、絶対にやめてください。

赤ちゃんの肌はご存知のようにデリケートです。
これなら大丈夫だと確認してから本格的に使うようにしてくださいね。

まとめ

ネットで情報を見ると赤ちゃんのスキンケアは賛否両論が分かれるお話です。

病院で保湿剤をすすめられる場合もあるようですね。
ただ、アトピー予防を考えるなら保湿のスキンケアだけはしておいた方が得策です。

だって、女性はほぼ毎日スキンケアしてますよね。
もしスキンケアが危険なら、世の中の女性は全員アトピーみたいになってしまいます。

そう、スキンケア自体の効果はあなた自身ですでに実証済みなんです。
なので、赤ちゃんといえど保湿だけはしてあげてくださいね。

実際には3歳までに肌が形成されますよ。

アトピー予防にも毎日使ったほうが良いので、
ぜひぜひ、お気に入りの一つを探してあげてください。

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