けいれんやてんかんを疑う前に見ておきたい|新生児がビクビク震えるワケ

赤ちゃん
新生児の赤ちゃんがビクビクッとした震えを見せて不安になっていませんか。

  • 寝る前や寝ている時に身体を震わせる
  • けいれんやてんかんじゃないかと心配
  • なぜか抱っこすると治まる
  • 長時間ビクビクしていることがある
  • 病院にいくべきか判断がつかない

赤ちゃんがブルブルッとした動きを見せると何事かと思いますよね。
とくに初めて見たときはなおさらです。

震えているのをみると怖くなってしまうのか。
それは
赤ちゃんに何らかの病気の可能性があるから

もしかすると危険な病気かもしれません。
ただ、そのほとんどは大丈夫なことのほうが多いです。

ですので、ここで取り扱うテーマは赤ちゃんのビクビク、ブルブルした動きの秘密。
たったこれだけで

赤ちゃんの異常にも正しい知識で落ち着いて対処できて、病気の兆候を見逃さないようになります。

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最初に確認すること

ビクビク、ブルブルとした震え以外に症状はあるか

たとえば

  • 発熱
  • 嘔吐
  • 意識
  • 呼吸
  • 黒目の位置

このあたりを確認してみてください。
特に問題がなければひとまず重度の病気の可能性はグッと低くなります。

普段の震えの理由を知っておく

問題のない新生児の震えを理解しておくと、日常で心配しすぎなくて済みます。
赤ちゃんがブルブル震えだすタイミングはある程度決まっています。

パターンを知っておけば、安心して見てられますからね。

おしっこ、うんちを出す時・出した後

これ、大人でもあると思います。
トイレをすると人間の体温は少しだけ下がります。
そのときの寒さに反応して、ブルッと来ることがあるんですね。

身体が震えるのは体温を上げるためです。
寒い時ってガクガクブルブルってなりますよね。
あれと同じことです。

長時間続くものではないので、室温が寒くなっていないか
またはおむつを見てみるタイミングですよ。

単純に部屋や外が寒いとき

赤ちゃんは大人と違って体温調節機能が上手く働きません。
なので室温や外気温の影響をモロに受けてしまいます。

これは、褐色脂肪と呼ばれる熱を作るために燃やす脂肪が少ないため。

目安としては8ヶ月くらいにならないと上手に出来ない
と思っておいてもらって大丈夫です。

それでも8ヶ月程度ではまだまだ未発達で、これからという段階。
2歳くらいまで成長しないと、ほんとに体温調整は上手くできないんです。

それまでの赤ちゃんは、寒さでブルッと来ることが見られますよ。

モロー反射

震えというよりは、「ビクッ!」となるといったほうがわかりやすいかもしれませんね。
初めて見たときはこっちも「ビクッ!」となりました。

別名、原始反射と呼ばれる現象のひとつです。
物音や光といった刺激に反応したときに見られます。
ほかにも何かに抱きつくようなしぐさを見せたりしますね。

大体生後4ヶ月頃くらいまで起こりますが、これは全然大丈夫です。

こちらも長時間続くものではないので、
すこし様子を見て問題なさそうなら気にしなくてOKです。

手を握ってあげたり、抱っこしてあげたり。
または、おくるみで包んであげると和らげることができますよ。

外的な刺激を受けた時

赤ちゃんは日々成長していきますよね。
その中でも「脳」は身体と連動している大事な部分。

音や光で脳に刺激がいくと、脳が未熟な赤ちゃんは
刺激に対応がうまくできず興奮してしまいます。

この脳の興奮がブルブルとした震えに繋がります。

授乳するときや寝る時も興奮に繋がることがあります。
おっぱいを飲んでいていきなりブルブル震え出したらビックリしますよね。

そんなときでも
いま、少し興奮してるのかな
くらいの気持ちで様子を見てあげてくださいね。

けいれんに過剰反応しすぎるママたち

赤ちゃんがブルブル震えているとすぐ「けいれん」と勘違いしてしまう方がいます。
でも、けいれんが起きるときはもっとわかりやすい形ででます。

赤ちゃんのけいれんを見る機会は少ないでしょうが、
黒目が上に行くといったあきらかに「異様」な感じが見られることがほとんどです。

実際にけいれんしている人や赤ちゃんを見ると全然違います。
ぱっとみて、なるほどとわかるくらいです。

なので、心配することは必要ですが
過剰に心配しすぎる症状は少ないと思っておいてください。

世の中のママが心配しすぎて毎回病院に通っていたら
小児科医さんがいくらいても足りませんからね。

どうしても不安なときはよく観察して受診を

ずっと心配しているとママの身体にもよくありません。
そんなときは迷わず受診を受けて安心を手に入れましょう。

それに症状だけで可能性を考えるより、
検査して初めて分かる事もあります。

目安として15分程度けいれんらしき震えが続く場合は救急で診察が必要です。
あきらかな異常でない限りは焦って救急車を呼んだりしないでくださいね。

落ち着いて、赤ちゃんの様子をしっかり観察する。
抱っこしても治まらない震えなら、何分続くか計る。

震えのほかに手足のつっぱり、白目、噛みしめ、顔つきがおかしい、
顔色が真っ青、泡を吹く、呼吸が乱れる、意識がない、

などの症状があるか観察とメモを取りましょう。

お医者さんは、症状が確認できないと診察も満足にできません。
けいれんは病院に行くまでに治まってしまうこともあります。

そうなると小児科に行っても異常なしの診断結果を
もらって帰ってくることになってしまいます。

たとえば

  • 携帯やスマホなどで震えている様子を動画に保存
  • 病院で症状をすぐ見せられるようにする

といった方法がありますが、
目の前でけいれんしている赤ちゃんを前にして
そこまで冷静にいられるでしょうか。

不安に感じたり、心配な症状をみつけたりしたら、
小児科など医療機関で診察を受けてくださいね。

新生児の場合、まず電話で産院に相談して指示に従うといいですよ。
取り越し苦労だといいですね。

病院にいくときに気をつけてほしいこと

観察や記録をせずに病院に連れていく

診察時には症状が落ち着いていることが多いです。
するとお医者さんも正しい判断ができません。

病状だけを伝えてかんたんな検査をしても、
ハッキリとした答えも見つからないままになりがちです。

なので、数分はあまり焦らず必ず様子を見るようにしてみてください。

まとめ

初めての赤ちゃんが、見たことのない動作をすると心配でたまらなくなりますね。
ただ、病院の方のお話を聞いてもよくある反応のひとつ、ということが非常に多いです。

どんな条件のときに、どんな症状が出るのか記録していくと、
いざというときの判断材料になって安心です。

最低限、心配する必要のない震えは覚えておいて
過剰な不安を溜め込まないようにママ自身の心のケアもしてあげてくださいね。

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