【1歳半】貸す・貸さない?おもちゃの貸し借りが上手にできない子どもに接する3つのポイント

行動・しぐさ

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子どもが周りの子におもちゃを貸してあげられなくて悩んでいませんか。

  • 自分の遊んでいるおもちゃを他の子が触ると泣いて怒る
  • 他の物で気をそらそうとしても効果がない
  • みんなのおもちゃなのに独り占めするから周りの親に謝ってばかりで辛い

周りの子から自分が遊んでいるおもちゃを触られるのを嫌がる子もいますよね。
泣いて貸したくないという態度をされるとどうしていいか困ります。

なぜ、おもちゃを独占しようとしてしまうのか。
それは
心の発達がまだ追いついていないから

ということで
2歳未満のおもちゃを貸したがらない子どもの正しい親の対応」を紹介します。

貸してと言われたらどうぞとするのが当たり前だと思いこんでいませんか。
もし周りの子に「貸して」と言われて、「どうぞ」ができたらその子はすごいです。
普通の子が1歳半程度の月齢でできる行動ではありません。

この記事を読むことで
もうおもちゃの貸し借りをできないことに悩むことがなくなります

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親がとるべき3つの対応

自分が使っているおもちゃは子どもの好きにさせるのがポイントです。
無理に貸し借りをさせようと頑張ってしまうと逆効果になります。

おもちゃを取り上げてはいけない

自分が遊んでいるおもちゃを他の子にすぐ貸せなくても
1歳半という月齢であれば心配する必要はありません。

この頃はまだ他人の気持ちを考えることができるほど
赤ちゃんも成長しきっていません。
なので、すんなりと貸せないのが「普通」です。

親がとるべき対応

大切なのは子どもの自己満足感を満たしてあげること。
おもちゃを貸せるようになることを目的とせず、
自分が「おもちゃで遊んで楽しい」を育んであげてください。

周りの子には申し訳ないけれど、
「今この子が使っているからごめんね」
と言ってあげると子供も安心してくれます。

ある程度時間がたったら「周りの子にも貸してあげようか」と促す

「貸して」と言われてすぐにおもちゃを取り上げてはいけませんが、
ある程度満足したタイミングなら声掛けも有効です。

まだ幼いうちから子ども同士の社会性を育てることもできます。
全く何もわからないわけではないので、
周りの子へも配慮してあげる必要がある」ことを少しずつ伝えていきましょう。

もっといまのおもちゃで遊びたいときはできないかもしれません。
でも、そこで怒って無理やり貸すようにするのではなく、
赤ちゃんの主張を受け入れてあげてください。

何度かやり取りしていれば、自分から渡せるようにもなりますよ。

大人だって自分が真剣に使っているものを横からいきなり
「貸して」の一言で取り上げられたら良い気分はしませんよね。

子どもだってそんな理不尽なことは受け入れられませんから、
親も子どもの気持ちになって考えてあげてみてください。

良い母親に見られたいと思わない

多くの方はこれが1番大きな理由じゃないでしょうか。
わが子が立派に外で振る舞っていれば、育てたあなたも誇らしくなりますよね。

でも、赤ちゃんや子どもは親の見栄や周りを気にして動きません。
まずはあなた自身が他の親からの目線を気にしないことが重要です。

他の子に渡してあげる方がよく見えがちですが、
他の子に気を使っておもちゃを取り上げるようなことをすると
わが子の不満が大きくなるばかりです。

結果的に自己肯定感がなくなり、後々で育てにくくなる原因になります。

親がとるべき対応

周りの人に「ゴメンね」ということが親の役目です。
子どもの「したい」を守ってあげてください。

あなたや子どもが周りからどう思われるかは別の問題なんですよ。

もちろん叩いたりするような周りへ迷惑を掛けてしまう行動は
即その場でやめるよう厳しく注意しますが、
調和できるかどうかの部分で子どもの主張を潰さないでくださいね。

友達のおもちゃを取ってしまった時の対応

周りの子が使っているおもちゃは使わせないように教えましょう。
貸してと言うのは構いませんが、奪い取ったときは親として対応が必要です。

「順番だから待っていようね」と言う

集団の場には何かしらのルールがあることを教える良い機会です。

周りの子が使っているおもちゃを無理やり奪うような行動はダメだと
覚えさせてあげられます。

赤ちゃんや子どもは「自分が、自分が」と自己主張の塊です。
許容するべきところは許して、越えてはいけない一線は親が止めてあげるのが
しつけや教育に繋がります。

子どもが取ってしまった場合は取り上げて返す

人の使っている物を取ったときは「ダメ」を教えるチャンス。
「これは友達が遊んでいたものだよ」と言って、してはいけないことを教えます。

まだすぐには身につかないかもしれませんが、
して良いことと悪いこと」を教えてあげてください。

泣きわめく場合は、他のおもちゃで気をそらすかその場を立ち去る

周りの子から取ってしまったおもちゃを取り上げた後に
子どもが泣き止まない場合や駄々をこねることもあるはずです。

そんなときでも折れてはいけません。
全て自分の思いどおりにならないことを教える良い機会です。

まずは「あ、こっちにこんなおもちゃがあるよ」と言う形で
他のおもちゃに気をそらしてあげてください。

それで他に興味が移るなら前のことはすっかり忘れてくれます。

しかし、どうしてもいまのおもちゃに拘ることもあります。
もし泣きわめいたら帰る、その場から離れるを徹底させて
ワガママを増幅させないことも必要です。

何回か繰り返していくうちにルールを覚えて
次第に人から取るような行動はしなくなっていきます。

まとめ

いかがだったでしょうか。

子どもも1歳半頃になると自我が芽生え始める時期です。
この頃にはよくある行動で、成長過程の一つで何も問題はありません。
むしろ順調に育っているといえるでしょう。

自分が遊んでいるおもちゃを素直に「どうぞ」できる子なんて珍しいくらいです。
親はみんなのものと思っていますが、子どもは「自分が使っているおもちゃ」です。
それを人に渡したくないのは当たりまえのことですよね。

おもちゃの貸し借りができるのは2歳半頃になってからです。
それまではコツコツと教えてあげたり、子どものしたいを育んであげてください。

子どもの行動に親が「ごめんなさい」をするのは当たり前のことです。
それは子どもが立派に成人するまで続きますし、親の役割でもあります。

良い母親像を演じて、周りの親から良い目でみられても意味はありません。
わが子を守って、わが子へ愛情を注いであげる方が大切ですからね。

重視するところを間違えないように接してあげてみてください。

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