【つかまり立ちで転倒】赤ちゃんが転んで頭を打ったときの病院へ行くべきタイミングと今後の対処法5つ

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つかまり立ち,転倒
つかまり立ちを始めた子どもが転倒して病院に行くか悩んでいませんか。

  • 椅子につかまり立ちしていたときにバランスを崩して転倒
  • おすわりをした際に、バランスを崩して真後ろに倒れて頭を打ってしまった
  • テーブルにつかまり立ちをしていて、手が滑り顎を打った
  • 転倒した拍子でおでこを打ってたんこぶができている
  • ちょっと目を離すと床に頭をぶつけていて困っている

つかまり立ちがはじまるとちょっと目を離した隙に転倒していたりしますよね。
後頭部をしょっちゅう床に打っているのを見ると心配です。

ということで
病院へすぐに行くべきか判断するチェックポイントと転倒対策」を紹介します。

よく見ておいてほしいことは

  • 転倒したあとの子どもの様子がどうなのか
  • 見ていなくてもどこを殴打したのか
  • たんこぶや出血などの外傷はないか

実は病院に行かないといけなかったのに
気づかずにそのままなんてことになりかねませんからね。

この記事を読めば
病院へ行くかどうかを瞬時に判断できて、多少の転倒ではヒヤヒヤしなくなります

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病院へすぐ行く時の症状

転倒して頭を打ったときに子どもの様子がこんな場合は病院へ行ってください。

  • 嘔吐や食欲がない、元気がないなどいつもと様子が明らかに違う
  • こめかみあたりの側頭部を強く打ちつけた
  • 動かない、意識がない

とくに側頭部は赤ちゃんにとって危険な場所です。
頭を打った衝撃で頭蓋骨の中の圧力が高まることがあるんです。
すると脳が圧迫されるので嘔気・嘔吐の症状に繋がります。

ただ、すぐ症状が出るわけじゃないので「24時間は様子を見る」
これがどこの病院でもされる案内です。

まずは少し様子を見て、異常があれば早めに受診するようにしてください。

どうしても判断がつかないとき

あなたがお住まいの地域に医療相談センターはありますか。
ここへ電話で起きた出来事や症状等を伝えると、
行くべき病院と診察可能な病院を調べてくれます。

必要であれば救急車を呼んだほうがいいともアドバイスしてくれます。
殴打の場合は大抵様子見を言われることが多いのですが、
専門家の判断を受ければ安心できるので、迷ったときは医療相談センターです。

電話番号はお住いに合わせて調べてみてくださいね。
検索すればすぐ出てきますよ。

救急相談センター・救急安心センター

他にも東京には #7119 救急相談センターというところがあります。
#7119 へかけて状況や症状を伝えると

  • 「救急車を呼んだほうがいい」
  • 「様子見で大丈夫」
  • 「病院へ行ったほうがいい」

などのアドバイスを教えてくれます。

私も子どもがベッドの角で殴打したときに電話しましたが、
丁寧に病院へ行くべきかどうかを説明してくれましたよ。

応急処置の対処法も合わせて説明してくれましたので、
結局病院には行かなかったのですが、安心して過ごせました。

ただ全国展開しておらず

  • 東京都
  • 北海道
  • 愛知
  • 奈良
  • 大阪

この5都市だけが対応しています。

東京以外は「救急安心センター」という名前になっています。
もし地域が5都市のいずれかなら利用してみてくださいね。
携帯電話やPHSからも問題なく繋がります。
#7119 救急相談センター

基本的には病院へ行く前に様子をみる

まずは転倒後24時間は様子を見ることが基本です。
打った幹部がひどいときはしっかり冷やしてあげてください。

でも嫌がることもあるので無理やりにすることはないです。
次のような状態であれば、そこまで大げさに心配しなくても大丈夫です。

  • 頭を打ったあとすぐに泣いた
  • たんこぶが出来ている
  • しばらくすると普通のときとあまり変わらない

こんなときは様子見をしてください。
むやみに病院へ行っても様子を見るように言われるだけですからね。

念のためまだ済ませていないなら、当日のお風呂はやめておきましょう。
体を温めると炎症等に良くないからです。
反対に患部を氷水などで冷やしてあげるほうが大切ですから。

こちらも判断がつきにくいときは、#7119 や医療相談センターを使いましょう。

連続して殴打するのには注意

ごく軽度の脳震盪(のうしんとう)を起こすことがあります。
パッと見じゃわからない程度のものなので気づかないレベルです。

ただ軽度の脳震盪でも1週間程度は頭部打撲に気をつける必要がありますから、
一度コケてしまったあとに連続して打ちすぎないようにしてください。

今後の転倒対策をしっかりしておく

怪我させずに育てるなんて無理なので、怪我したときにどう対応するか。
ここが親の仕事かなと考えます。

なので出来る範囲で良いので転倒しても
怪我をしないような環境を作ってあげましょう。

ジョイントマット


定番のプレイマットですね。
最低でも遊ぶ部屋くらいは用意しておきたいところです。

部屋全部に敷き詰めるわけにもいきませんから、
一部屋だけでも安全に遊べる空間を用意してあげてください。

それでもわずかに空いている隙間で頭を打ったりするのが赤ちゃんです。
部屋より大きめのサイズで用意して埋め尽くしておくのがいいですよ。

歩行器

つかまり立ちを頻繁にされると対応しきれないです。
歩行器で少し歩く練習をさせてあげるのもひとつの手です。
一度つかまり立ちを覚えると止めてもやめませんからね。

それならいっそ少しでも安全にさせてあげるほうが楽ですよ。
歩行器はバランスを崩しても大丈夫なように作られています。

おもちゃ機能がついていたり、折りたためるタイプもあったりと
種類も豊富なので見ているだけでも楽しいですよ。

ただ、長時間の使用はおすすめできません。
骨がまだ未発達ですからね。
無理に早い月齢で立ちだすとO脚の原因になったりします。

ある程度ハイハイもしているなら筋肉も鍛えられていますけど、
あくまでつかまり立ちの危険を減らすときにや
おもちゃ変わりの遊びで使うようにしてくださいね。

蛇足ですが、日本に限らずもし販売した商品を正しく使っていたにもかかわらず
商品が原因で使用者が怪我をした場合、
損害賠償請求等の裁判になったら一番厳しい判決になります。

だからクレームとして一番受け入れられやすいのも怪我なんです。

なので各メーカーも安全基準を満たすために頑張っています。
そういう意味では迂闊なものは販売できないようになっているんですよ。

厚手の帽子やはちまき

頭を保護できるなら何でもいいですが、ある程度クッション性は必要です。
家の中でつけていると嫌がる子も多いので、無理はできません。

あと過剰防護に室内でヘルメットはさすがにやりすぎです。
重いのは赤ちゃんも嫌がるだけなので、帽子くらいまでにしておいてください。

ヘルメットをしなければいけないほど危険な状態なら
家の中の整理をするほうが先ですからね。

床と頭を両方保護していれば惨事にはならないはず。
冬は防寒にも使えるのでかぶらせてあげてみてください。

夏場は暑いのではちまきに変えてあげるだけでも前後の転倒の被害は抑えられます。
また、リンク先のようなタイプの帽子なら家の帽子をそのまま利用できて便利ですよ。

テーブルの角に保護用グッズ

テーブルはほんと頭を打ちやすい元です。
つかまり立ちから転倒もしやすいですし、いざ歩きだしても頭をぶつけます。

可能な限りテーブルや棚のようなとがったところには保護用のカバーをつけましょう。

ベビーサークルと組み合わせる

ベビーサークルを嫌がらなければ中にマットや絨毯を敷いてみて下さい。
これだけでひとつの安全地帯が完成します。

つかまち立ち程度であれば行動範囲もまだ歩くよりは狭いです。
自由じゃないと泣き叫ぶ子はダメですが、大人しく一人遊びできる子には有効。

このあたりもお子さんの性格に合わせて選んであげる感じですね。
試すためだけに買うのはもったいないので、一度部屋の隅などで
ダンボールを使ったりして囲ってみてください。

狭い所を喜ぶような子なら使える可能性が高いです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
病院に行く判断基準とかんたんな転倒対策をお伝えしてきました。

ハイハイだけならまだ派手にダメージを受けることもないですが、
立つと途端に転倒の危険度がアップしてきます。

最初はお決まりの場所というかここへくるとつかまり立ちをするっていう
家の中でもそこならつかまり立ちするっていうポイントがあるはずです。

はいはいでもずりばいでも所定の場所に行った時は、
転んでも大丈夫なようにクッションや座布団をすかさず敷くという方法もありです。

場所がわかっているならそこだけクッションを強化するとかですね。
何にせよ転倒対策はしっかりすることが大切。

それにあなたの子だけじゃなく、みんな頭ぶつけまくってます。

危険なものさえ除去すればある程度の転倒は大丈夫です。
転倒するというのも子どもの成長過程のひとつです。
そう考えるだけでも気持ちが楽になってきませんか。

たしかにまだまだ目の離せない時期が続きますが、
笑顔や可愛い仕草も増えるので赤ちゃんに癒されながら頑張りましょう!

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