子供にテレビを見せる影響を最小限に抑える8つの工夫

日用品

子供,テレビ,影響,悪い,見せる
子供にテレビを見せるのは良くないと思いこんでいませんか。

  • 医師にテレビは極力やめてと言われ、発達に影響があるのではと不安
  • テレビにどこまで気をつけたらいいか分かりません
  • 親と同居とかだったらテレビを見せないなんて無理じゃないですか?

子供にテレビを見させすぎると良くない話がいっぱいありますよね。
かといって生活環境がテレビをうまく制限できないこともあります。

本当に子供にテレビを見させることは良くないのか。
真実は
視聴そのものは問題ないが、親のコントロールがない状態は危険」です。

今回のお話はそんなテレビの視聴に関する話題です。
子供にテレビを見せることでどんな影響があるのか。
テレビを見るときに注意することは?

そんな疑問にお答えしています。
この記事を読めば
テレビとの適切な付き合い方を覚えて、子育てに有効活用できるようになります

スポンサーリンク




テレビを見ること自体に害はない

子供の娯楽や遊びの中でテレビはなにかと悪者扱いされがちです
しかし、テレビの視聴そのものが害になるという根拠はありません。

子供とテレビの関係については特にアメリカで積極的に調査されています。
中でも就学前の子どもに年齢に応じた教育的な番組を見せることは有益です。

例えばアメリカの有名な教育番組「セサミストリート」を見ている
3 歳 〜 5 歳の子供達は見ていない子供たちよりも言葉の数が多い
という報告もあります。

ただし 2 歳までの子供は映像を見るよりも実際に体験したほうが、
物事を理解しやすいデータもあります。
あまり早くからテレビを見せると認知機能の発達が悪くなるともいわれています。

  • 子供がどんな番組を見ているか親が知らない
  • どんな番組を見せるかをコントロールしていない

こうした状況は避けておいたほうが無難ですね。

アメリカでも半数以上の親が子どもだけでテレビを見させているという
調査結果については懸念されています。

テレビによる悪影響も指摘子供にメディアとの付き合い方を教えるためにも
なるべく親子で一緒に見るようにするのがよさそうです。

テレビを見せる時のルール

アメリカ小児科学会は次のように提言しています。
簡単に要点をまとめてみると

  • 子供達が見る番組を親も一緒に選びましょう。
  • 子供たちと一緒にテレビを見て内容について話し合いましょう。
  • 子供たちに分別のあるテレビの見方教えましょう。
  • テレビの視聴時間を 1 日 1 〜 2 時間に絞りダラダラと見ないようにしましょう。
  • 大人がメディアとの付き合い方の見本を子供たちに示しましょう。
  • テレビを見る以外にすることの選択肢をきちんと伝えましょう。
  • 子供たちの寝室にはテレビを置かないようにしましょう。
  • テレビを子守マシーンとして使わないようにしましょう。

じっくり見ると当たり前のようなことを言っているのですが、
実際に生活に取り入れるとなるとわかりづらいところも。

もう少し噛み砕いてぶっちゃけると

「子供にテレビを見せて放置しない」
「見せるときは親の管理が届く範囲のもので見せる」

といったところですね。
メディアとの付き合い方の見本といっても、
大人の我々も正解なんてわかりません。

世の中メディアに踊らされている方々ばかりの状況なので
一部分は大人自身も考えさせられる内容ですよね。

過去に日本でもテレビの影響について調査が行われていた

日本でのテレビをめぐる議論について触れておきます。

2004 年 4 月に日本小児科学会(子供の生活環境改善委員会)が
テレビ視聴時に親の関わりが少なく、1 日 4 時間以上見ている子供では
意味のある言葉の出始めが遅れるリスクが 2.7 倍高くなる。

さらに言語理解社会性運動能力にも遅れがあったなどの調査結果を発表しました。

これを受けて同年 7 月に日本小児神経学会が
言葉の遅れは自閉症がテレビやビデオ視聴のせいだとする
十分な科学的根拠はないとの緊急声明を発表しています。

これは子供にテレビを見せると発達が遅れるのでは?
テレビが発達障害の原因になるのでは?

などの不安が広がることを懸念したためです。

つまりテレビそのものが悪いというよりも、
受動的にテレビを視聴する時間が長くなりすぎることで
その他の経験を積む経験が削られてしまうことが問題と言っているわけです。

その他の経験とは他の様々な運動や外遊び、絵本の読み聞かせや積み木などの遊びに
親や友達とのコミュニケーションなどのことですね。

こうした時間の使い方が子どもの心身の発達への影響も起こりかねない
というのが実際のところなのではないでしょうか。

まとめ

いかがだったでしょうか。

これまでテレビを何気なく見せていたことをお医者さんから指摘されたりして
焦っていた方も少しは安心してもらえるデータをお見せできたと思います。

テレビ自体が悪いわけではなく、テレビとの付き合い方が重要だということです。

発達以外にも視力への影響も 0 ではありませんので、
長時間の視聴がもたらす影響はそれ以外にもありますが、
世間のイメージほど悪い印象を持つ必要もありません。

結局はどのように使いこなすかのお話に回帰します。

テレビやデジタルコンテンツの便利さ手軽さに流されず、
大人が適度にコントロールしながら親子で一緒に
子供にとって役立つような楽しみ方ができたらいいですね。

これまでテレビは良くないと気にして教育番組を見せることに躊躇している場合も
親が一緒に見て内容について話し合うようにすれば
それは立派な教育道具として使いこなせるはずですよ。

テレビを悪とするのではなく、付き合い方を考えてみてくださいね。

スポンサーリンク




日用品

同じカテゴリーの記事5件