赤ちゃんの人見知りがはじまった!初対面の人に慣れさせる3つのポイント

成長・発達

人見知り
赤ちゃんが人見知りをして悩んでいませんか?

  • ママじゃない人にだっこされるとダメ
  • 知らない人に会ったら泣きだした
  • おじさんを見ると大泣きする
  • 新しい場所に連れて行くと泣き出した

ある日とつぜん人見知りしだすと驚きますよね。
反対にぜんぜん人見知りしない子もいます。

なぜ、人見知りをすると困るのか。
それは
初対面の方を前にするといきなり泣き出してしまうから

ということで
人見知りをする赤ちゃんに慣れてもらう方法を紹介します。

コツはいきなり上手くしようとしないこと。

少しずつ赤ちゃんの警戒心を解いていく必要があります。
それにはパパ・ママのちょっとした気遣いと協力が必要です。

「人見知りはするものですが、激しく泣かれず親しくなってもらえるようになります。」

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人見知りのメカニズム

生後6カ月を過ぎるころから、それまでとはちょっと違う泣き方が始まります。
その代表的なものが「人見知り泣き」

専門用語で対人認知という言葉があります。

これは、生後3ヶ月過ぎの赤ちゃんは、
パパやママとそれ以外の人間の区別ができるようになること。

なので、慣れている人ほど安心感があって、それが愛着となっていきます。
そこから成長して、生後半年も過ぎるころになるとパパやママの接し方に慣れてきます。
代わりに知らない人の接し方は違うので、不安を覚えて泣き出したりします。

これが人見知り。

この時期の赤ちゃんは、記憶力や視力が目覚ましく発達します。

ママやパパとそれ以外の人たちの区別がつくようになるので、
見なれない人が近づくと不安に思って泣く子がいるわけです。

なんですが、ここまでは従来言われていた考え方。

現在はそこから研究が進んで、
知らない人にも近づきたい!でも知らないからやっぱり怖い
という気持ちの葛藤があることが判明しました。

ですので、赤ちゃんは他人の恐怖心だけで泣いているわけではないのです。

人見知りは成長している証拠

人見知り泣きが始まったら、ママやパパを特別な人だと覚えたあかしだと思って。
また、なかには人見知りしない子もいますが、それはその子のキャラクター。
人見知り泣きをしないからといって、発達がおくれているわけではありません。

人見知り泣きと同じ理由で「場所見知り泣き」もあります。

家でない場所、初めて行く場所で泣くのは自分の家を覚え、
そこがいちばん安心できる場所だとわかっているからこそ起きるもの。

いずれも、もう少し社会性が出てくると自然に起こらなくなります。

人見知りも個人差が激しい

赤ちゃんの発達過程はどれもこれも個人差だらけです。
例によって人見知りもはじまる時期は赤ちゃんによってそれぞれ。

4ヶ月で人見知りしだす子もいれば、9ヶ月たってもしない子。
はてはそのままずっと人見知りっぽい泣きがない子までいます。

なので、人見知りしないからといって心配することもありませんよ。

終息する期間もまちまちなので、ここは見守るしかありません。
一時的な通り道なので、不安がらずにどっしり構えておきましょう。

人見知りを軽減する方法

残念ながら確実に人見知りをなくす方法は存在していません。
でも、はじめて会うひとにいきなり泣かれるのも気まずいときがあります。

そんなときは距離感と安心感がポイントです。
赤ちゃんは相手も見ていますが、ママをじっと見ています。

ママが相手と親しいか、仲良さそうにしているかを感じ取る力があるのです。
なので、不安そうにしていると赤ちゃんはママの不安を感じ取って泣くわけですね。

ママはそんな不安を与えないように、明るくいきましょう。
少なくとも相手と仲良さそうに普通に会話してあげてくださいね。

公共の場でひとに慣れさせておく

普段から誰にも会わない生活を送っていると、
人見知りが長引いたりひどくなることもありえます。

事前の対策ではないですが、他人と会う機会を作ってあげてください。

場所は児童館や支援センターみたいに子どもが集まるところがおすすめです。
各市区町村で何箇所かはありますので、探してみてください。

ママのお話も会うひとが見つかるかもしれませんよ。
スタッフや他のママさんも声を掛けてくれますからね。
最初は慣れないかもしれませんが、徐々に場所とひとに慣れていきます。

慣れるまでいきなり抱っこはしない

人見知り中の赤ちゃんは警戒心が非常に強い状態です。
でも好奇心も強いので、相手のことも気にはなります。

ただ、いきなり近寄られたり抱っこされるともうダメ。
緊張が一気にピークになって泣いてしまいます。

まずは少し距離を取って赤ちゃんが不快に感じない距離をはかりましょう。
近づきすぎても泣き出してしまいます。

泣かないギリギリのところを出たり入ったりするようなイメージです。
しばらく繰り返していれば、少しずつ距離をつめても大丈夫になってきます。

慣れてくれば、手やほっぺにスキンシップを取るくらいも許してくれます。
そう考えると赤ちゃんは王様ですね。

人見知りが激しすぎる子もいる

すれ違った人に声を掛けられたり、見られるだけで泣く赤ちゃんもいます。
こうなるとちょっと普通の改善は難しいかもしれません。

でも、成長とともにおさまっていきますから安心してくださいね。
連れ去り防止装置がついていると思って乗り切りましょう。

よく泣く子はおしゃべりになる?

小さいころから良く泣く子は、言葉を覚えるとおしゃべりになりやすいと言います。
実際周りの子を見ているとそういうパターンもありますね。

人見知りや場所見知りが激しい子は、将来よくしゃべる子に育つかもしれませんよ。

まとめ

人見知りをしたり、場所見知りをするのは立派な成長の過程です。

いままで判断のつかなかったことが、少しずつできている証拠。
それによって泣くのは自然なことなので、心配することはないです。

かんたんな対策としては

  • ママは楽しそうに相手と会話する
  • 慣れるまで抱っこはしない
  • 距離感をはかり、少しずつ縮める
  • 赤ちゃんに注目を集めない

少しの注意で初対面のひとでも大泣きされずに済みます。
それでも、あまりに人見知りが激しすぎる場合は成長待ちになってしまいます。

そんなときは、温かく見守ってあげてください。
一時的には辛いですが、明けない夜はないですから。

もちろん相手のひとには人見知り中であることを伝えてあげてくださいね。
じゃないと、いきなり泣かれると少なからず良い感じにはなりませんからね。

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