赤ちゃんの乾燥肌をテレビCM並の美肌にする3つの方法

皮膚・肌

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赤ちゃんの肌が乾燥でカサついて悩んでいませんか。

  • 乾燥していて顔が赤く触ると凹凸、ブツブツができている
  • お風呂上がりにベビーローションをつけたりしてもカサつきがなかなか治らない
  • きれいになったなと思っても、次の日にはまた乾燥したりの繰り返し

どうにか乾燥するのを防いでキレイな肌状態を維持したいですよね。
普段からケアしていても乾燥してしまうとどうしていいかわからなくなります。

なぜ、赤ちゃんの肌は乾燥してしまうのか。
それは
体を洗いすぎていて必要な常在菌まで洗い流しているから

ということで、
乾燥に悩む赤ちゃんのカサつきを取り除く方法」を紹介します。
そして、そのために体を洗わないことをおすすめします。

何も対策をしないと肌荒れやアトピー性皮膚炎の原因になってしまいます。
そのため出来る限りの「保湿」をする必要があります。

ただ一言で保湿といっても、効果のある正しい手順があります
この記事では一般に言われていることと反対の洗わないスキンケアと
効果的な保湿方法、そのために必要なおすすめの保湿剤をお伝えします。

この記事を読むことで
完璧に行うことで赤ちゃんの肌状態をテレビ CM に出てくるような肌に仕上げます

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赤ちゃんの肌のカサつきは洗いすぎによるもの

人間の肌は外側から順に「角質層」「表皮」「真皮」が重なってできています。
いわゆる 3 層構造です。

そして人の肌は 2 層目の表皮と 3 層目の真皮の間で新しい皮が作られます。
ここで作られた新しい皮が表面に向かって少しずつ移動していきます。
移動した皮膚はやがて角化して最後に外側で角質になるという流れです。

元々 1 番外側にいた皮は垢となって剥がれ落ちると役目終了です。
このサイクルが繰り返されることでうるおった肌を維持しているのが人間の肌です。

これら 3 層構造の皮膚部分は洗いすぎると垢だけでなく
角質、表皮まで剥がれてしまいます。
すると肌の水分が蒸発して乾燥を引き起こします。

結果、カサついたり湿疹ができたりして肌がかゆくなります。
そこを手でかくと余計に肌があれて余計に乾燥する悪循環を生んでしまうんですね。

じゃあ、乾燥の悪循環を防ぐためにはどうすればいいでしょうか。

石鹸を毎日ではなく 2 〜 3 日おきの使用へ変更する

いま、赤ちゃんを沐浴なりお風呂なりで毎日石鹸で洗っていませんか。
乾燥の悪循環を防ぐためには毎日石鹸で洗わないことです。

これ、不潔じゃないのと思うかもしれませんが、大丈夫です。
全然不潔ではなく赤ちゃんの汚れはお湯で十分落ちる程度のものなのです。
そして、洗いすぎをやめると薬を使わなくても治る場合も非常に多いです。

なぜなら、肌には自動的に守る常在菌が存在しています。
この常在菌が肌を守ってくれるおかげで、人間の肌というのは
何もせずとも自然に治癒してくれる働きをします。

いわゆる「肌バリア」となる皮脂が存在しているのです。

この常在菌は「酸性」の性質を持っています。
そこをアルカリ性の石鹸で洗うとどうなるか。

酸性はアルカリ性で中和されてしまうため、
せっかくの肌バリアを全部洗い流してしまうことになります。
すると本来そのままでも大丈夫なはずの肌が危険にさらされるというわけです。

ですので、石鹸の使用は 2 〜 3日程度に 1 回で十分です。
産まれたての赤ちゃんだけは最初の 1 週間ほどは皮脂の分泌量が多いので
石鹸で脂を落としてあげないと少し皮脂が溜まりすぎます。

しかし、それ以外のタイミングでは石鹸を使うまでもないことがほとんどです。
また、常在菌を殺してしまう殺菌剤入りのボディーソープや
ハンドソープも使わないことをおすすめします。

皮脂を落としすぎると皮脂欠乏性湿疹(皮膚炎)になることはご存知でしょうか。
これも立派な皮膚の病気です。

日本人に限らず先進国は体を洗いすぎなんですよ。
ゴシゴシ洗いすぎるから必要なものまで全部削ぎ落としてしまいます。
ただでさえデリケートな肌の赤ちゃんに石鹸の刺激は強すぎです。

新しく作られる皮膚を出来る限りそのままの状態で外側の表皮まで
持ってくることが美肌への秘訣でもあるんですよ。

加湿器を使う

皮膚が乾燥するのは洗いすぎ以外にも原因はもちろんあります。
いくら石鹸を使わなくても周りが乾燥していればさすがに肌も水分を奪われます。

なので部屋全体を潤った状態に保つために加湿器を一つ用意してください。
最近は空気清浄機と一体化したものもたくさん出ているので
赤ちゃんに雑菌を吸わせないためにも置いておくと肌にも体にも優しい環境にできます。

ほら、産院とか小児科にいくと待合スペースに加湿器付きの空気清浄機ありませんか。
病院でも採用されるほど効果があるから置いてるんですよ。

乾燥肌や皮膚トラブルが出ているなら、家に置いていないと
治るものも治りません。

もしご自宅に設置されていないなら、安いものでも構いませんので
ぜひ、一つ用意してあげてくださいね。

シャープのプラズマクラスターあたりならどこでも見かけますし、
お値段も手頃でちょうど良いと思いますよ。

お風呂上がりの保湿を欠かさない

お湯につかったあとは、体から水分が抜けている状態になります。
赤ちゃんこそ大人に比べて体の水分量が少ないため、
肌に水分を補給して潤いを持たせてあげてください。

それに合わせて乾燥しないための保護も必要です。
保護と保湿の両方を同時に行うことで万全の保湿が行えますよ。

定番は白色ワセリン

保湿系のローションやクリームは油分と水分を乳化剤で混ぜ合わせています。
これは伸びがよく浸透しやすいのですが、塗ってから洗うと肌を守っている
天然の保湿成分である皮脂まで一緒に取れてしまうのが難点です。

なので、肌の保護に白色ワセリンを使いましょう。
白色ワセリンは水と混ざらない上に、
肌が持っている水分を閉じ込める効果があります。

傷んだ肌が空気に触れるのを防いでくれますし、
目や口に入っても害がなくそのうえ安価です。

ただし純度の低いワセリンだと中の不純物のせいで
肌が赤くなるなどの過剰反応が出てしまうことがあります。
ですので、より純度の高い「サンホワイト」や「プロペト」がおすすめです。

処方箋がなくても Amazon などで買えてママの手荒れケアにも有効です。

高いけど効果の高い天然保湿

保湿のヒルドイドクリームやローションを塗っても保護をしないと、
どんどん蒸発してしまい思っているほど潤ってはくれません。
ママのお化粧と同じですね。

なので、保湿剤を使ったあとにワセリンを使うと覚えておいてください。

そして保湿の中でもジョンソン・エンド・ジョンソンの「Aveeno (アビーノ)」
という皮膚科医推奨のシリーズがおすすめです。
ただしアメリカ限定のため Amazon や楽天などの通販でしか入手できません。

サンホワイトやプロペトも十分に高性能な保湿ですが、
石油系のため Aveeno や馬油のような天然の保湿の方が高性能です。

使う時にはお風呂上りに Aveeno を塗ってから、
重ねて「サンホワイト」や「プロペト」を上から塗りましょう。

こうすることでかなり乾燥肌が改善されます。
若干価格が高いのは難点ですが、状態が改善されるまでと決めておけば
捻出できないほどの価格でもありません。

保湿しても治らなければ皮膚科へ

アトピーの可能性も出てきますので、どうしても家庭のケアで
フォローできないときは皮膚科で一度見てもらったほうが確実です。

調合してくれる皮膚科なら、あらかじめヒルドイドのような保湿剤と
プロペトを混ぜたものを出してくれる場合もあります。

1 回見ただけでは肌に合う調合ができないことも多々あるので、
処方された薬を使いつつ様子を見ながら治らないときは再受診してください。

1 度だけ行って薬をもらっても治らなかったのでやめたという人が多すぎます。
皮膚科も人間が診ているので症状から 100 %改善出来る方法を当てられません。

何度か通院してもらうことを前提として
これから試してみましょうといった流れが多いのです。
改善されればもちろん良いのですが、よくならなくても続けて相談してください。

何度か診てもらうことで最善の答えに辿り着けるはずです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
石鹸で洗う回数を減らし、純度の高いワセリンで保湿ケアをする。

たったこれだけのことでも理にかなったやり方であれば
乾燥肌に対してかなりの効果を発揮してくれます。
また、肌に存在する常在菌の効果も侮れません。

福山雅治さんやタモリさんは石鹸を使わない入浴法を実践しています。
それでいて美肌で有名なお二人ですから、常在菌の効果を体現しています。
詳しくご存じない方は「タモリ式入浴法」で調べてみてくださいね。

本来人間の肌は過剰にスキンケアする必要がなく、
洗浄もほどほどにしておいた方が実は健康的なのです。
市販で販売されているもののほとんどは洗浄力が強すぎるものばかりですからね。

石鹸は中でも最高ランクの洗浄力を持つ「界面活性剤」です。
日本では安心・安全のイメージが強いですが、
成分的に見れば刺激力の強い洗剤で肌に優しいわけじゃありません。

できれば使用を控えて、お湯だけで洗うか
もっと洗浄力の低い「ココイルベビーソープ」くらいのもので
全身を洗ってあげるのが理想です。

保湿と合わせて行ってあげれば、
あとは自然に自分の肌バリアでキレイな肌状態を作っていってくれますよ。
ぜひ、参考にしてみてください。

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