下痢でおむつかぶれが治らない時に使える5つの対処と予防法

皮膚・肌

おむつ
下痢が原因でおむつかぶれになって悩んでいませんか?

  • 最初は下痢だけだったのに、同時におむつかぶれも起こってしまった
  • どちらも早く治してあげたいのに、なかなか治らない
  • おむつかぶれがどんどん酷くなってきた

おむつかぶれが酷いと痒そうだし、下痢は原因がいっぱいで何かあったらと不安ですよね。

かといってそれを放っておくと…

  • 出血したりただれたりしてくる
  • さらに危険なカンジダ性皮膚炎に波及する
  • 化膿してジュクジュクになり痛みもでてくる

こんな可能性が潜んでいます。

えぇっ!?・・大丈夫なんですか?

ここを見て早め早めにしっかり対処しておけば大丈夫です。

  • おむつかぶれと下痢が併発しているときの正しい対処法がわかる
  • 綺麗なおしりに戻ると赤ちゃんの表情もぐっと良くなる
  • お腹が緩くなくなるので食べ物にも気を使わなくて気が楽になる

お腹もおしりもスッキリして元気な赤ちゃんの笑顔を取り戻しましょう。

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まずは下痢から治す

下痢の水分があることでおむつかぶれが余計に起こりやすくなっています。
なので、おむつかぶれと併発しているときは先に下痢から治すことが大事です。

下痢の中には菌も潜んでいておむつかぶれ以上の原因ともなりえます。
両方治せるのがベストではあるが、優先順位は下痢が先ですよ。

5つのポイント、正しい下痢の対処法・治し方

下痢の原因は本当にたくさんあります。
どれか特定するのも難しいときがあるので、素人判断はやめましょう。
どんなときでも絶対に効果的な5つのポイントがあるのでまずはこの対策で乗り切って。

不溶性食物繊維が含まれている食事はとらないようにする

お子さんの離乳食が始まっているのであれば、食べ物には絶対気をつけてください。
食物繊維は、大きく不溶性食物繊維と水溶性食物繊維の2種類があります。

とくに「繊維質」な食べ物が多く、
よく噛まなければならない「不溶性食物繊維」に注意が必要です。

  • 例 1 : おから、グリーンピース、納豆、乳製品、ミネラルウォーター(硬水)
  • 例 2 : アルコール、キシリトール配合商品、コーヒーなどのカフェイン配合飲料、唐辛子、かき氷やアイスなどの冷たい食べ物

例 2 は大人向けです。
乳製品などは口にすることもあるので、

下痢をしているときは取らないようにしてくださいね。
種類が多いのでこちらのサイトも参照してみてください。

不溶性食物繊維の多い食品と、不溶性食物繊維の含有量一覧表

逆に水溶性食物繊維は、下痢症状の緩和を促す効果

代表的なものは海藻類や果物・野菜になります。

  • 海藻類 : ひじき・昆布・めかぶ・寒天・わかめ・もずく
  • 果物類 : バナナ・りんご・キウイ・いちご・レモン・かき・もも
  • 野菜類 : オクラ・ゴボウ・アボカド・しゅんぎく・モロヘイヤ

でも、果物は下痢に逆効果。
中でも糖分・果物・乳製品は避けておくことです。
野菜や海草類は大丈夫なので、困ったら水溶性食物繊維も取り入れてみてくださいね。

温かくして腸を休ませる

お腹の冷えは下痢の治りを遅くさせてしまいます。
腹巻きやタオルなどでお腹周りはなるべく温かくしてあげてください。

下痢のときはとにかく消化のよいものを食べるようにして腸を休ませましょう。
腸の働きが弱くなっているので、消化の悪いものは大敵です。
特に水分を吸収する大腸を回復させることが先決。

調子が悪そうだったり、食欲がないときは無理に食べさせなくてもOKです。
ただ、最低限水分だけはこまめにあげるようにしてくださいね。

水分補給を忘れずに

便と一緒に水分が出て行くので頻繁に補給してください。
大人はスポーツドリンク等もありますが、赤ちゃんにはちょっと…。
なので、一番良いのはやっぱり母乳です。

普段から母乳育児をされているのであれば、こまめにあげるだけで十分です。
母乳だけじゃ足りないと感じたら、ぬるま湯程度の温度でお水をあげてください。

離乳食開始前の赤ちゃんの水分は基本的に母乳もしくはミルクのみで十分です。

補水に有名な経口補水液「オーエスワン」も乳児の頃から飲めます。
ただ、軽度の下痢の赤ちゃんにこれはやりすぎです。

なので、お医者さんに飲むように指示されたときだけ飲ませるようにしてくださいね。

実際にすぐ焦ってあげちゃうママもいるのです。
あげていいのは脱水症状が出ているときです。
通常の下痢レベルであれば、そこまでする必要はありませんよ。

下痢止めはお医者さんに言われない限り使わない

下痢止めを使って抑えようとしたくなる気持ちもわかります。
しかし、下痢には体内の悪い菌を同時に排出する役目もあります。

ここを下痢止めで抑えてしまうと、体の内部に菌を貯めこんでしまうことになります。
これは赤ちゃんだけじゃなく大人も同じ。
下痢をしている間は辛いですけど、下痢をすることも回復に向かう一つの手段なんですよ。

つい心配になったら、
いまは悪い菌を出しているんだ〜
と思ってみてくださいね。

ストレスを軽減

ストレスは立派な下痢の原因の一つです。
ちょっと不快な状態が続いたりしてストレスが溜まると悪化することも。

なので、下痢の間は赤ちゃんが泣いたときにすぐ反応してくださいね。
それで抱っこでもおむつ交換でも何でもしてあげてください。

きっと大変だと思います。
でも、治ってしまえば「あの時、頑張ってよかった」と思えるようになりますから。

おむつかぶれを治すにはこまめな肌ケアが命

下痢に合わせて併発しやすいおむつかぶれ。
あっちがくればこっちも来る、と大忙しですよね。

もちろんまずは下痢を治すことが先です。
ただ、同時におむつかぶれが悪化しないように対策することも大事です。
下痢が治ればすぐにおむつかぶれも回復できるようにしておきましょう。

日々のおしりのケアとおむつかぶれの治し方5選

おむつかぶれのおもな原因は刺激と多湿です。
下痢があわさるとそこにも混じってきます。
なので、毎回のおむつ交換時のケアが非常に重要になってきます。

決して拭かない

赤ちゃんの肌に刺激は大敵です。
水分をぬぐう時でも拭かないと心に決めてしまいましょう。

「お風呂あがりとかどうするの?」

それも拭かなくて大丈夫です。
拭くのではなく、上からやわらかいタオル等でかるく押さえてあげてください。

肌にあててからは動かしてはいけません。
ぽんぽんぽんと優しく水滴を取ってあげるだけで十分です。

おしり拭きは使わない

これも先の決して拭かないと同じこと。
ついこすってしまうことがありますし、もしかぶれている箇所にあたると大変です。
「ちょっと撫でるくらい」と思っていても、うっかりやってしまいがちです。

下痢のときは全部シャワーで流してしまったり、座浴がおすすめです。
水滴を取るときも決して拭かないでやってくださいね。
また、次にかいている霧吹きもお手軽で刺激も与えない良い方法ですよ。

霧吹きを使う

一切の刺激を排除しながら洗えるのが一番のメリットです。
濡らしただけでは取りづらい部分は、ガーゼを重ねて霧吹きをかけてください。
ちょっとしたことなら水で洗いながら流せる万能アイテムです。

ミストは細かいものが効果的ですが、100円均一で買えるものでも十分使えます。
やったことがない方は、ぜひ一度お試しください。

おむつは頻繁に交換

おむつ交換の頻度はいつもよりあげてください。
とにかくムレや湿気、汚れや菌は全部除去することが治る早さに影響してきます。

「ちょっとだから大丈夫だよね?」
「もったいない」

そんな気持ちは徹底排除しても大丈夫。
これを放置してしまうとほんとうにカンジダ性皮膚炎に移行しかねません。
そのほうがもっと手間もお金もかかって勿体無いですから。

目安としては1〜2時間おきくらいですが、排泄があれば都度変えてしまいましょう。
とにかくムレ・多湿には敏感に。

月齢にもよりますが、おむつでかぶれたのならおむつを外すのが一番です。
洗ってぽんぽんしたあとは、夏場であれば少しそのままでも良いくらいですよ。

お医者さんに絶対服従

下痢が続くならまずはちゃんとお医者さんに見せましょう。
1日くらいなら様子見でもいいですが、1週間以上続くとアウトです。

おむつかぶれでも下痢でも処方されるはずです。
そのときは必ずお医者さんの言うとおりにしてくださいね。

「このくらい大丈夫だろう」
「薬はおむつ交替えのときに毎回塗ってるよ」

これは危険なパターンです。
とくに素人判断ほど危ないものはありません。
薬にしても1日に使う回数や指定の用法が必ずあります。

ステロイドをおむつ替えのたびに塗るとかは即やめてくださいね。
きっちり用法と用量、他言われたことや説明を全部守ってみてください。

これだけで治るスピードは自己判断より大幅に加速します。
お医者さんがわざわざ悪化するような指示はしません。
指示や薬の使用方法には必ず意味があるのです。

守ってもらうことで最大限の効果を発揮するようになっているんですよ。
なので何を言われても、まずはお医者さんを信じてみることから始めてみてください。

それでも治らなかったら別のお医者さんに見てもらいましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。
下痢とおむつかぶれが併発してしまったときの治し方・対処方法を5つずつお話しました。

  • おしりを拭くと痛がる、もしくは泣く
  • 入浴やおむつ替えのときに、おしりにお湯をかけた瞬間に泣く
  • おむつをはずすと、かゆがっておしりに手をやる

こんなことがあれば、おむつかぶれが起こり始めたサインです。
そんなときは日常のケアの見直しです。
普段のケアがしっかりできていれば予防もバッチリですから。

どちらも見た目はわかりやすい症状です。
慣れないうちは戸惑うかもしれませんが、治らないことはありません。
治すときはひとつずつ、確実に対処していきましょう。

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