同じ泣きにも種類がある!赤ちゃんが泣くほんとうの理由と泣きの3パターン

お世話・ケア

赤ちゃんの泣き顔
赤ちゃんが泣いたとき、理由がわからなくて困っていませんか。

  • 抱っこしても泣き止んでくれない
  • おむつはさっき変えたばかりなのに泣く
  • 夕方になると急に泣き出すことがある

あれこれしているのに、泣き止んでくれないと辛いです。
せめて泣いている理由さえわかれば対応できるのに。

といって泣いているのをほうっておくと
サイレントベビーになったり、じつは病気だったりすると怖いですよね。

なぜ、赤ちゃんが泣いている理由がわからないのか。
それは
明確にわかるコミュニケーション手段を赤ちゃんが持っていないから

ということで、
赤ちゃんが泣くほんとうの理由」をお伝えします。

ひとつひとつの理由は、赤ちゃんの月齢・発達状態で変わります。
でも、どんなときでも変わらない理由も存在しています。

「どんなパターンの泣き方にも対応できて、ピタッと赤ちゃんが泣き止むまで頑張れるようになります」

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赤ちゃんが泣く理由自体はさまざま

実際に子育てしていると赤ちゃんに泣かれることは日常茶飯事です。
それこそ1日に何回あるのかわからないぐらいに。

ある程度のパターンは決まっていますが、
毎回必ず同じとは限らないのがわかりにくい部分です。

なので、最初は決め打ちで対応するしかありません。
ただ、それも大事な過程なんです。

まずはママに知っておいて欲しいことからお伝えします。

赤ちゃんの泣きはコミュニケーション

赤ちゃんが泣き始めると「なんで泣くんだろう?」と理由を考え、
泣き止ませようと対応しようとしますよね。

一方で自分のしてほしいことをママがわかってくれると赤ちゃんは安心して泣きやみます。

こうしたやりとりを繰り返しながら、
赤ちゃんは「泣くとなんとかしてくれるんだ」ということを覚えていきます。

そう、赤ちゃんは泣くことで学習を繰り返していると言えるのです。
あなたが毎回赤ちゃんに向き合うことは非常に大切なことなんですよ。

赤ちゃんを泣き止ませるのは絆を作る行為

「泣くこと」は赤ちゃんのコミュニケーション手段ですが、
「泣きやませること」は、ママが赤ちゃんに思いを伝えるためのたいせつな行為です。

赤ちゃんは、泣いている自分に一生懸命対応してくれるママの姿を見て、
泣くと来てくれる、たいせつな人」と認識し、ママに対する安心感を深めます。

つまり、

泣く

泣きやませる

という行為を繰り返しながら、赤ちゃんとママはお互いの信頼関係を築いていくわけです。
これがないと赤ちゃんはママを認識できなくなってしまいます。

「生みの親より育ての親」という言葉はこういう理由から来ているんですね。
ですので、赤ちゃんが泣いていたら頑張って思いを伝えてあげてくださいね。

赤ちゃんの泣くパターンは大きく2種類

それは「身体的に不快な状況」と「精神的に不安定な状況」です。

身体的とは病気やケガ、痛いとか痒いといったものですね。
おむつが気持ち悪いのも身体的に不快な状況にあたります。

一方、精神的とは不安や怖い、寂しいとかお腹の中が恋しいとかですね。
おもに心が不安定なときに起こる泣きです。

どうやって見分ける?

いま泣いている原因がどちらかを判断するのはかんたん。

まずはなるべくソフトにやさしく抱っこしてあげてください。
少し泣いているかもしれませんが、それですぐ落ち着くなら精神的な泣き。

しばらくしても泣きやまないなら身体的な泣きです。

日々赤ちゃんが泣いたときのパターンを観察していると
表情や泣き方で少しずつ見分けがつくようになってきますよ。

月齢ごとで理由がどんどん変わる

身体的な理由であれば、月齢にはあまり影響なく泣くときは泣きます。
痛かったり苦しかったりするのはいくつになっても同じですからね。

ただ精神的な原因が泣きの理由にあると、月齢ごとで変わってきます。
大きく3つの時期にわかれます。

  • 新生児期〜3ヶ月程度まで
  • 3ヶ月〜2歳くらいまで
  • 2歳〜3歳以降

一つ目の境となるポイントは自我があるかないかですね。

3ヶ月までの主な精神的理由

この時期は環境の変化がポイントです。

よく背中スイッチということばを耳にします。
これは固い床に置かれたりすると、温度変化を感じ取って泣いてしまうパターンです。

ママのお腹の中で太陽の光も浴びない環境で育ってきてましたからね。
まだまだ外の世界での刺激には敏感に不安を感じて泣くことがあります。

光に反応したり、音にびっくりしたり。
この時期は身体的と精神的な不安定の区別はあまりない時期です。
身体的な不安の延長にあると考えてもらってOKです。

抱っこで解消できることがほとんどですよ。

3ヶ月〜2歳までの主な精神的理由

この頃になると泣き出す理由が増えだしてきます。
ママが近くにいないときや、一人ぼっちを寂しく感じたりして泣いたりします。

いわゆる後追いの時期ですね。
これは姿を見せてあげたり抱っこすれば十分泣き止んでくれます。
後追いについては以下の記事で紹介しています。

赤ちゃんの後追いを乗り切る5つの対策

もうひとつがイライラが貯まってきたり思い通りにいかないパターン。

原因を取り除いても興奮気味で泣きが収まらないこともよくあります。
でも、顔を真っ赤にして泣いている場合は多少ほうっておいたり様子見しても大丈夫です。

それとは違い、しくしく泣くことがあります。
これはしっかり向き合ってケアしてあげてください。

月齢にもよりますが、大人だと失恋や人が亡くなって泣く感覚に近いものがあります。
メンタル的にダメージを受けている状態ですので、やさしくフォローしましょう。

2歳〜3歳以降の主な精神的理由

ここから先は言葉も使い始める時期なので、泣く理由がさらに複雑化します。
不安やさびしい、イライラして泣く以外にも

  • おもちゃを買ってもらえない
  • 友達から仲間はずれにされた
  • おばけが怖い

など、いくつもあるので数え切れない時期です。
社会的におとなになっていく成長過程です。
ここから先に親ができる大事なことは真剣に話を聞いてあげること。

できれば答えは子ども自身で見つけていって欲しいですね。

まとめ

心が発達していくにつれ、赤ちゃんの泣き方のバリエーションはふえていきます。
泣いたときの相手の反応を探るようになります。

思いどおりの行動を返してくれるように泣き分けをするようにもなってきます。
赤ちゃんが泣くのは、心がきちんと成長しているあかし。

そう考えると、泣かれてオロオロする気持ちが少しラクになりませんか?

泣かれるたびにつらい思いをしたり、忙しいときに泣かれてイライラしたり……。

でも、ママが一生懸命泣きやませようとする時間は、
親子のきずなをつくるたいせつなひとときです。

赤ちゃんが泣き始めたら、忙しい手をちょっと止めて、
きちんと向き合ってあげたいものですね。

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