赤ちゃん返りは怖くない。上の子が一歩大人になる魔法の対処法4選

成長・発達

甘える
上の子の赤ちゃん返りがひどくて悩んでいませんか?

  • 執拗に抱っこをせがむ
  • 下の子の離乳食やミルクに手を出す
  • 下の子のおもちゃを取り上げる
  • わざと悪さをする
  • おっぱいを飲みたがる

などなど、上の子が下の子に嫉妬した経験ってありませんか。
こんなときは手がますますかかって大変ですよね。

こんなとき、ついつい上の子を叱ったりして

「お兄ちゃんなんだから我慢しなさい」
「お姉ちゃんならわかるよね」

といった言葉遣いをしてしまいがちです。

でも、赤ちゃん返りは子供なりの親へのアピールなんですね。

もっと自分にも気をかけてかまって欲しい合図です。
なので、そのままにしておくとどんどんエスカレートします。

更にはトラウマを抱えてしまうことも。
自分は愛される資格がないと自分を閉じ込めてしまう危険も持っているのです。

でも、大丈夫。
これからお話する内容を知っているだけでも全然違いますよ。

たとえば、

  • 兄弟姉妹の仲が良くなる
  • 上の子が赤ちゃんを可愛がるようになる
  • 上の子が赤ちゃんの面倒をみるようになる
  • 自分は上の子であるという自覚をもつ
  • ママの大変さが軽減する。
  • 上の子の魅力がアップする。

といったいい事がいっぱい起こります。
いまはちょっとパパ・ママに甘えたいだけ。
ここで親として知っておきたい対処方法を身につけておきましょう。

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赤ちゃん返りはどうして起こる?

赤ちゃん返りとは、親への承認欲求の現れです。
承認欲求とは

  • 「もっと自分を認めて欲しい」
  • 「自分はここに居ていいと感じさせて欲しい」
  • 「親の愛情を感じたい」

といった欲求全般のことを指します。
ひとことで言えば、自分の価値を認めて欲しい欲求です。

これが満たされていないために下の子と同じことをすれば
パパやママは僕・私のことも認めてくれるんだ」と思って行動してしまうんですね。

なので一番の対策は「承認欲求を満たしてあげる」です。
具体的にはこんな方法があります。

思いっきり赤ちゃん返りをやらせる

承認欲求が満たされれば上の子も徐々に気持ちが落ち着いてきます。
それに合わせて赤ちゃん返りが早く収まる傾向があります。

なので、赤ちゃん返りをしていても気にすることなく思いっきりやらせてあげてください。
一時的に手はたくさんかかります。
親も人間、イラッとすることも当然あります。

でも、無理に止めさせようとすると余計にひどくなったりします。
そこから更に精神的ストレスをかかえる可能性もあるので、逆効果なんですね。

ですので、もし赤ちゃん返りの行為をしていてもそこはしっかり応えてあげてください。

良い事をしたらささいな事でも『すごい!さすが!』と言ってべた褒めする

これは大人でも一緒です。
褒められると誰でもうれしいですし、自分の存在が認められた気分になります。
子供の自尊心をくすぐってあげることが大切です。

  • 男の子は「すごい!」
  • 女の子は「さすが!」

という言葉のほうが効果的です。
お子さんの性別に合わせて使い分けてみてくださいね。

パパ・ママが上の子を褒めていると下の子が上の子を見習う効果もありますよ。
上の子を褒めるだけで下の子も見習う一石二鳥効果です。
大げさな演技でも大丈夫なので、オーバーリアクションで褒めてあげてくださいね。

簡単な育児のお手伝いをしてもらう。できればおおいに褒める。

下の子の赤ちゃんはパパ・ママの愛情を受けるライバルではないと伝えられます。
これだけでお世話が必要な相手と認識が変わってきます。

上の子の年齢にもよりますが、何も難しいことをさせることはありません。

  • 「おむつ交換を一緒にしたり、交換したおむつを捨ててきてもらう」
  • 「体を拭くのを手伝ってもらう」
  • 「保湿するときにベビーオイルを一緒に塗ってもらう」

赤ちゃんのお世話に関することなら何でもいいです。
かんたんなことはおまかせしたり関わってもらいましょう。

そして、少しでもできたら大げさに褒めてあげる。
ママに褒められることがとても嬉しく、またやりたいとモチベーションがあがりますよ。

手伝わせすぎると逆に手間がかかりすぎてしまうこともあります。
なので、まずはかんたんな内容だけお手伝いしてもらうのがおすすめです。

上の子とママと2人っきりの時間を作る

赤ちゃんにベッタリでは上の子もママに甘えるときがありません。
保育園や幼稚園のお話もいっぱいしたい頃です。

なので、パパが下の子のお世話できるタイミングとか寝ているとき。
いつでもいいので、上の子と2人だけの時間を作ってあげてください。

それだけで「自分は特別なんだ」と子供心に感じてくれますよ。
そうして自尊心が満たされれば、赤ちゃん返りもおさまっていきます。

これをやったら逆効果!絶対やっちゃダメ。

赤ちゃん返り中の対応を間違えると、期間が長引いたり精神的に傷をおうことになります。
なので、対応を間違えてしまうとその後の成長に影響してきます。

よくありがちな言葉や対応を紹介しますので、
ご自身に当てはまっていないか振り返ってみてくださいね。

赤ちゃん返りをすることを怒ること

赤ちゃん返りをするのは「甘えたいサイン」です。
そんなとき、逆に怒られてしまっては上の子の逃げ道がなくなってしまいます。

しかるのではなく、受け入れてあげてください。

『お兄ちゃん、お姉ちゃんだからやめなさい』と我慢させること

言い方に問題があります。
本当にダメなことはお兄ちゃん、お姉ちゃんは関係ありませんよね。
下の子が同じことをしてもダメなものはダメですよね。

つい使ってしまいがちですが、上の子も下の子もないんです。

子供は親のえこひいきに非常に過敏です。
心理操作の最終兵器テクニックとして使う方法もありますが
デメリットも大きすぎるのでオススメできません。

上だからNG、下だからOKというのは発達・成長過程のお話ならわかります。
たとえば食事は椅子に座って食べる。
でも腰が座っていない子に椅子に座って食べる行為は不可能です。

こういうときはお兄ちゃん・お姉ちゃんだからじゃなく
「行儀が悪いからご飯は椅子に座って食べないとダメ」と教えるだけです。

まとめ

いかがだったでしょうか。
お兄ちゃんお姉ちゃんといってもまだ幼い子供です。

ママが弟や妹に取られるのではないかと不安なんです。
決してママを困らせたい訳ではなく、ただ寂しくて甘えたいだけ。

ほんと赤ちゃん返りは一過性、思う存分やらせた方が元に戻るのも早いですよ。
赤ちゃん返りも後追いのようなもので育児項目の一つと考えてみてください。
それに上の子を育児に協力させるチャンスでもあるんです。

新生児期は非常に大変で過敏になる時期なので仕方ないところもあります。
でも、首すわりが終わったあとくらいからは上の子も育児に参加させてあげてくださいね。

幼いころの育児経験は、スキル的な部分もそうですがメンタル面の成長にも貢献します。
いましか出来ない教育なので、大きくなってからきっと役に立つ日がやってきますよ。

ぜひ長い目でお子さんをみてあげてみてくださいね。

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