【母乳育児】赤ちゃんの「体重が増えない」心配をなくすことのできる3つの理由

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赤ちゃんの体重
赤ちゃんの体重が思うように増えなくて悩んでいませんか。

  • 生後2週間でたった100gしか増えていない
  • 体重が重要というので気になってしまう
  • 母乳をしっかり飲んでいるのに体重が増えない

体重は重要とどこでも言われるので、増えないと心配になりますよね。
まだ新生児期で母乳の出が悪いと飲んでないんじゃないかと余計に不安になります。

なぜなら
赤ちゃんの栄養が足りていない可能性があるから

でも、本当に栄養が足りていないのでしょうか。
ひょっとしたら体重が増えないことが「正常」なのかもしれません。
反対にほんとうに栄養不足で体重が増えていないかもしれません。

これを判断するには赤ちゃんの状態を見ないといけませんからね。

それでも、じつは大丈夫なのに何かあるんじゃないか?
と、無用な心配をしなくてもいいように

この記事では
「赤ちゃんの体重が増えない心配をしなくて済む理由」をお話しています。

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出産して1〜2週間の体重減は心配無用

出生後しばらくは「生理的体重減少」と言って一時的に体重が減ります。
これはどんな赤ちゃんにでも見られる生理的なものですから心配はいりませんよ。
出生時の体重の約10%減りますが、200〜400gくらい減るのは正常の範囲です。

心配しなくても赤ちゃんが元気で、普通に生活していれば1~2週間で戻ります。

日本の基準と世界の基準は2倍も違う

ママが不安になるタイミングで多いのは、
1ヶ月健診で体重不足を指摘されたときです。

あなたももしかして指摘されてしまったのではありませんか。

日本では、赤ちゃんの体重が1日あたり30g1ヶ月あたり1kg以上増えていないと、
「体重の増えがよくない」と判断されることがあります。

でも、WHO(世界保健機関)による世界標準では、
完全母乳の赤ちゃんの1ヶ月の体重増加は500g以上が目安です。
なので、日本の標準が確実に正しいとはいえない状況になっているのです。

体重の目安となる発育曲線

母子健康手帳にのっている発育曲線は、ミルク、母乳、混合と、
それぞれ違う栄養で育てられた赤ちゃんの数値をすべて合わせた平均値です。

ここで注目してもらいたいのは「平均値」。
しかも育て方も全部合わせた3種類の平均値です。

平均値は上と下に極端な子がいると、全体の数値を狂わせます。
たとえば3人の赤ちゃんがいたとしますね。

  • 一人目:4,000g
  • 二人目:3,000g
  • 三人目:2,000g

わかりやすいように極端な設定にしましたが、これで産まれた子がいたとします。

一人目は大きく産まれたので、1ヶ月後には4900g
二人目は日本平均どおり1000g増えて4000g
三人目は元々の体重が低いため、一気に成長して倍の4000g

ちょっと無茶な増え方してますが、説明なので気にせずに。
このときの体重増加の「平均値」っていくらですか。

はい、答えは三人の増加合計3900g÷3=1300gです。
三人目の子が平均値を大幅に上げているので、
一人目と二人目は基準を満たせずNGですよね。

でも、体重は一番増えていない一人目が一番多いです。
全体の平均を取るということは、往々にしてこういうことが起きます。

本来であればもっと細かくわけるべきなんですね。

  • 母乳だけで育てたときの平均
  • ミルクだけで育てたときの平均
  • 混合で育てたときの平均

最低でもこの3つは必要ですよね。
ですので、平均値を意識していてもその数字はわが子には
当てはまらないことも多々あるんですよ。

現在は基準も変わって「中央値」が取られるようになっています。
「中央値」とは、100人の子がいたら下から50番目の子を平均値とする
という考え方ですね。

なので、母子手帳にある体重グラフの幅の範囲内にわずかでも
入っていれば全員平均とみなしていいんですよ。

ある調査機関の結果

ある調査機関で母乳だけで育っている赤ちゃんの身体発育調査を行いました。
その結果、母子健康手帳の数値とくらべて、
体重と身長はやや少なめ、頭囲と胸囲はやや多めという結果がでました。

母乳だけで育った赤ちゃんは、
胸部がしっかりしたがっちり体型だということがわかりますね。

家庭での計測も体重だけでなく、身長や頭囲も計測してみるといいでしょう。
大切なのは、スリムであってもその子なりのペースで
しっかり成長しているかどうかです。

最初は小さくても、1歳近くになって急に大きくなる子、
最初のうちはぐんぐん体重が増えたのに、その後はあまり増えない子
など、成長には個人差があるものです。

母乳の赤ちゃんの成長は、その子にとって最適な成長であり、
その子にとっての標準なのです。
ほかの赤ちゃんとくらべるのはやめましょうね。

WHOの基準まで下回る場合は専門家に相談して

しっかり母乳やミルクの回数を飲んでいるはずなのに、

  • 生後3ヶ月で1週間に125g以下しか増えない
  • または1ヶ月で500g以下の場合
  • 赤ちゃんが眠ってばかりで元気がない
  • うんちやおしっこの回数が少ない

このような場合には、早めに小児科医に相談してみましょう。
増えないといっても程度があるので、あまりに少なすぎるのはさすがに危険です。

まとめ

いかがだったでしょうか。

  • 日本の基準と世界の基準は全然違う
  • 平均値といってもその幅は広くアテにはならない
  • 母子手帳の曲線内にいれば、上でも下でも心配ない

ちょっと体重の増え方が少なくてもぜんぜん心配いりません。
赤ちゃんに限らずその子の成長ペースというものがあります。

ほら、思い出してみてください。

学生時代の成長期に周りの身長が伸びていても伸びない子
男子なのに高校になってからいきなり10cmも伸びた子
小学生のころからグングン育っていく子

いろいろなパターンがあるのは既に経験済みじゃないでしょうか。
体重を見るなら母乳を飲んでいるか確認するのに調べた方が有意義なくらいです。

もちろん子どもの成長を気にかけてあげることは大切です。
でも、それを心配しすぎてママ自身が疲れてしまっては意味がありません。
不安が増えれば増えるほど母乳の出にも影響しますからね。

心配が拭えないなら病院に行くのもひとつの手だと思います。
病院は病気を治してもくれますが、心の安心を買うところでもあります。
気になって仕方がない方は、早めに受診してスッキリしましょう。

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