【新生児】「母乳は足りてる?」赤ちゃんにミルクを足すか判断するための3つのポイント
母乳がしっかり出ているかわからなくて悩んでいませんか。
- 母乳の量が足りているのかわからない
- ミルクはいつ、どれくらい足せばいいの?
- 飲んでいるかどうかはどうすればわかる?
母乳は飲んでいる量が見えないので、どれくらい出ているのかもわかりません。
いまのやり方で母乳が足りているかわからないと不安ですよね。
なぜ、飲んでいる量が見えないと不安なのか。
それは
「赤ちゃんがほんとうに飲んでいる母乳量がわからないから」
ひょっとすると母乳は足りているかもしれないし、
反対にぜんぜん足りていないかもしれません。
母乳が足りていないままだと、
- 体重が増えない
- 成長が遅れる
- 病気・栄養失調になる
ということで、
いまの授乳で母乳が足りているか判断して、
ミルクを足す必要があるのか判断できるポイントを紹介します。
一番重要なのは、赤ちゃんの体重。
正確な飲んだ数字はここでしかわかりません。
それでも他の目安となる基準はあります。
「辛い新生児の授乳期でも母乳不足かどうかで迷わず、適切にミルクをあげるべきタイミングがわかります。」
知っておきたい1日に必要な母乳量
1日の母乳は体重1kgにつき120ml~200mlの量が目安です。
新生児期だと体重3kg前後の赤ちゃんが大半なので、
体重3kgであれば1日につき、360ml〜600mlの量が必要です。
飲む量の幅があるのは、ママの作る母乳の中に含まれるカロリーが異なるから。
他にもその子の身長によって多少の幅はあります。
ですが、目安範囲の中に入っていれば心配することはありません。
足りていない分はミルクで補いましょう。
1回の授乳で飲む量
授乳1回では体重1kgにつき、20ml前後が目安です。
新生児期の3kgの場合だと60mlを目安にしましょう。
なので、3kgの赤ちゃんが1日に必要な授乳回数は
どんなに少なくても最低で6回にはなりますね。
最初のころはママも赤ちゃんも授乳・飲むことがまだ上手くないので
母乳自体の量も少なくなりがちです。
なので、多少回数を増やして1回あたりの量を補うことになるんですね。
これも、回数が足りなかったりする場合はミルクを足す目安に。
授乳直前と直後に体重を測る
これができれば一番ベストな方法です。
母乳を飲む前と飲んだあとでベビースケールを使って赤ちゃんの体重を測ります。
授乳直後:2,830g
飲んだ量:30g (30ml)
前後の体重差が母乳を飲んだ量の重さとわかります。
1日で必要な体重増加量
月齢によって必要な体重増加量は変化します。
生後2〜3ヶ月 :20~30g
生後3〜7ヶ月 :10~20g
生後7ヶ月以降 :5~10g
あくまで平均値ですが、体重が日々増えるのは母乳を飲めている証拠。
反対に体重が増えないことは問題なので、
測れるベビースケールがあればチェックをしてあげてください。
心配なら保健師さんに相談すると、自治体によっては
ベビースケールを持って確認しにきてくれるところもあります。
体重の増加が見られなければ、明らかに母乳が足りていません。
増加ペースに合わせてミルクを追加してみてくださいね。
おしっこやうんちは出ているか
体重が順調に増えていれば問題なく排泄もあるはず。
おしっこやうんちは赤ちゃんの健康状態もわかります。
おむつを替えるついでに量もチェックしてくださいね。
といっても量はおむつの重さを手で感じる程度しかできません。
日々のおむつ替え回数を記録していけば、わかりやすいですね。
目安は毎回濡れていて1日8回以上おむつ替えをするなら十分です。
できれば、3時間おきくらいにはおむつを見てあげてくださいね。
ここで濡れていない時間が3時間を超えるときは
母乳が出ていない・足りていない可能性が出てきます。
ミルクをあげてみていいタイミングですよ。
まとめ
いかがだったでしょうか。
- 体重の増減で判断
- 目安量を超えているかで判断
- 排泄量で判断
母乳だけじゃなく、ミルクを足すかどうかの判断基準はこれで十分です。
とくに出産直後の頃は母乳もそれほど出ないママが多いはずです。
となると、目安を満たすにはミルクを足してあげる機会が
多くなるはずですよ。
といっても、1ヶ月も超えてくれば赤ちゃんも飲むのがうまくなって
ママの母乳が作られるペースも上がってきやすいです。
安定した授乳をするには、最初の1ヶ月〜2ヶ月程度は
母乳とミルクを常に併用する気持ちでいてください。
そのほうが母乳があまり出なくても落ち込んだりする必要もありません。
新生児は1ヶ月検診があります。
そこで体重が明確にわかるので、出生後の最低体重とくらべてみてください。
あと、赤ちゃんが母乳・ミルクを欲しがる間隔で判断することもできます。
だいたい2時間〜3時間に1回くらいが、よくある新生児期の授乳頻度です。
それより短い、たとえば1時間程度で欲しがるように泣く場合には、
ミルクを足すタイミングかもしれませんね。
赤ちゃんが欲しがるからといってミルクをあげすぎると
与えただけ飲んでしまうので、ミルクのあげ過ぎにも気をつけてくださいね。
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