【赤ちゃんがタバコを誤飲】病院へ行く前にすぐ行うべき応急処置
赤ちゃんが誤飲してしまって悩んでいませんか。
その中でも発生件数の多い「タバコ」に要注意。
- 道端で落ちている吸い殻を飲み込んだ
- 気づいたら家のタバコが半分に折れていた
- 灰皿に入れていた水を飲み込んでしまった
こんなことがあるとほんと焦ります。
もし水に溶けたタバコを飲んでしまったなら
まずはここを読む前に病院に行ったほうがいいです!
なぜなら、30分以内の受診が望ましいからです。
タバコは1年間で400件程度の報告は毎年あがっていて、
年間の赤ちゃん誤飲率「第1位」です。
誤飲はそのモノによって対応策が異なります。
今回は誤飲率1位の「タバコ」を誤飲したときの応急処置を紹介します。
いま誤飲していなくても、いつ起こるかわかりません。
イザというときに慌てないためにも症状や対策くらいは覚えておきましょう。
応急処置を知っていれば
「もし飲み込んでしまっても、病院に行くまでの時間に
適切な対処をすることで少しでも危険を軽減することができます」
誤飲が多い時期は生後6ヶ月〜11ヶ月
過去の統計データから見る月齢別の誤飲率は生後6ヶ月〜11ヶ月が1位です。
この時期は何でも口に入れたがるときです。
そしてハイハイをし始めたり、つかまり立ちをしたりして
赤ちゃんの行動範囲も広がってくるタイミングですね。
いままで大丈夫だったところに手が届いたりして
タバコに手をつけることが多いと推測できます。
お子さんがこの時期にある方は、特に誤飲には注意して子育てしてくださいね。
タバコの3つの誤飲危険度
タバコでも状態によって危険度が変わります。
1.危険度★
吸う前のタバコは同じタバコの誤飲でも危険度★です。
ちょっと目を離したすきに、家にあるタバコを誤飲したなら危険度★です。
2.危険度★★
吸い終わったあとの吸い殻や火をつけたあとのタバコ
これが危険度★★になります。
道端で吸い殻を拾って食べてしまうと危険度★★になります。
比較的事例の多いお話なので、気をつけてください。
3.危険度★★★
水に溶けだしたタバコの溶液が危険度★★★です。
灰皿に水を入れていたりして、その水を誤飲するとかなり危険です。
ニコチンの溶けた水は固形に比べて吸収率が高いからです。
タバコ1本分のニコチンが致死量に達するので、病院にすぐに行く基準になります。
タバコ誤飲時の緊急対処法
もしタバコを誤飲してしまったら、すぐ対処しましょう。
といってもタバコに対してできることは少ないです。
一番いいのはやっぱり病院へ一刻もはやく連れていくことになります。
飲料は飲ませない
水を飲ませるという情報もありますが、これは危険。
タバコのニコチンが溶けて水溶性になると吸収率があがります。
対処としては、飲み込んだ成分を出来る限り体に取り込ませないようにする必要があります。
ですので、飲料系はすべてシャットアウトして病院へ行きましょう。
可能なら吐かせる
嘔吐で吐き戻せるならひとつの方法です。
飲み込んだところを見たとかであれば、指を入れて吐かせてください。
うまく出てくればいいですが、月齢によっては危険な行為です。
最低限口の中に残っている分だけでも掻き出してあげてください。
なお、タバコ以外の誤飲は基本的に吐かせない対応が必要なものばかりです。
タバコのときだけは吐き出させるとおぼえておきましょう。
病院の受診は危険度★★★なら30分以内
一刻も早い処置が応急処置に繋がります。
水に溶けたニコチンを誤飲したときは30分以内に受診する必要があります。
でないとニコチンが水分から体に吸収されていってしまいますから。
病院では基本的に胃の洗浄をしてくれることになります。
あとは点滴投与などが一般的です。
大きな症状がなければ入院するようなことにはなりませんが、
時間が遅くなればなるほど他の症状が出やすくなります。
これはやめておいて
もちろんタバコを吸わないのが一番といえばそうなります。
でも、それを言うと世の中すべてのことが禁止すれば済む話になりますからね。
原因からお伝えできる予防策としては、
- 手の届くところにおかない
- 外で吸い殻をポイ捨てしない
- 空き缶に灰皿代わりにして吸い殻を入れない
どれも当たり前にわかるようなことばかりです。
それでも世の中当たり前のことが当たり前にできないことって多いです。
それは誰にでも言えることです。
当たり前はできて当然のように思えてしまいますけど、
毎回きっちり守ってすることは難しいことなんですよ。
ですけど、自分の子だけじゃなく世の中の小さいお子さんを
少しでも危険から守るためにできることはやってください。
これはお願いでもあります。
当たり前の喫煙マナーをみんなが最低限守りましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回の話をかんたんにまとめておくと
- タバコの誤飲でも危険度が3つある
- 誤飲したら飲み物はあげない
- 可能な限り吐き出させる
- タバコが溶けた水は30分以内に病院受診が必要
そして、当たり前のマナーは最低限守るです。
誤飲といっても何を飲み込んだかによってすべて対応が変わります。
今回はよくある事例で「タバコ」を取り上げましたが
気をつけなきゃいけないことは同じです。
赤ちゃんが誤飲しないように環境を整えてあげることはもちろん
親であるあなた自身も日頃から目を光らせる必要があります。
でも、どれぐらいが大丈夫とか大きさとかわかりにくいですよね。
およそ3歳時が飲み込めるサイズで直径39mm奥行き51mmと言われています。
なのでトイレットペーパーの芯を5cmくらいに切って中に入るものなら
子供が飲み込めるものと判断するとわかりやすいですよ。
こうしたものは手の届かないところにしまっておいてくださいね。
ちょっとした心掛けで赤ちゃんも安全に生活できるようになります。
毎日が大変ですけど、日々の生活をより良くしていってくださいね。