縦抱きのやり方:首すわり前の新生児でも悪影響にならない3つのコツ

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縦抱き
新生児期や赤ちゃんの首すわり前でも縦抱きをしていいのか悩んでいませんか?

  • 縦抱きは首がすわるまでよくないと言われた
  • 横抱きでは機嫌が悪くなるから縦抱きをしてあげたい
  • 縦抱きによる赤ちゃんへの悪影響が心配

首すわり前の新生児や赤ちゃんに縦抱きすると首へ負担がありそうで心配ですよね。
でも周りを見ていると縦抱きしているママも見かけると縦抱きしてもいいの?と疑問もでます。

なぜ、首すわりまえの縦抱きはよくないと感じるのか?
それは、
頭の重みで首の骨を変形させたり、気道を確保できなくなるかもしれないから

でも、そもそもこんな風に言われていることは本当なんでしょうか?

  • 「首すわり前の赤ちゃんは縦抱きをしても大丈夫なのか」
  • 「縦抱きをすることでどんな影響があるのか」

こんな疑問にお答えしていくために
「縦抱きの都市伝説を徹底解剖」してみたいと思います。

実際のところ新生児でも赤ちゃんでも首すわり前でも縦抱きしても大丈夫です。
2時間以内の縦抱きであれば悪影響もありません。

大切なのは「正しい知識」です。
周りに何を言われても、もう迷わない納得の理由をお伝えします。

ぜひ、参考にしてみてください。

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縦抱きするために絶対知っておくべき3つのこと

先に結論を言えば
縦抱きをすること自体に危険はありません

ただし「正しい知識とやり方」を知っていることが前提です。
ここさえ抑えておけば、縦抱きに不安を感じることはまったくないです。

ちゃんと首を支えてあげたら大丈夫

本当に危険なのは「首がガクッとなること」です。
これさえ避けられれば縦抱きも横抱きも危険はまったく同じです。

横抱きのほうが抱くときも首も合わせて安定しやすいので、
安全と思い込んでしまっていませんか。

でも、安全かどうかは「しっかり首が支えられているかどうか」だけです。

それに赤ちゃんが日々産まれてくる病院の看護師さん。
彼女たちも首を支えて縦抱きでげっぷをさせたりあやしたりしていますよ。

縦抱きの正しいやり方

赤ちゃんを寝かせた状態からスタート

利き手を赤ちゃんの脇の下から背中へ入れます。
その手で首の後ろと頭をきちんと支えます。

このとき、首、頭、背中を手のひら3等分くらいになるように支えると安定しやすいです。
首を手の中心にして、頭と首を少しつかんであげるイメージで

その後、赤ちゃんの頭をゆっくりと少しだけ起こします。
起こすだけで、まだ持ち上げないでくださいね。

次に反対の手で赤ちゃんのお尻を支えます。
抱きあげたら、ママの体に密着させてしっかり首を支えます。

長時間でなければ良い

長時間に渡る縦抱きはさすがにやめておいてください。
首すわり前では首や背骨に負担がかかってきます。

といっても、負担がかかるレベルというのは
2時間くらい連続で縦抱きし続ける場合です。

新生児期は抱っこ紐で外に行くことも少ないはず。

普段のちょっとしたことや抱きかかえてあやす程度では
さすがに2時間も連続して抱き続ける機会はあまりないと思います。

なので、神経質になる必要はありませんよ。
長すぎなければ大丈夫と覚えておきましょう。

ときどきの縦抱きが首すわりを促す

とある家庭で赤ちゃんの首が6ヶ月経ってもすわらないということがありました。

そのとき、お医者さんにこんな診断結果をされた赤ちゃんがいました。
それは、
横抱きのみで育てたせい

そう、その赤ちゃんは産まれてから1度も縦抱きをされずに育てられてきたのです。
それによって首の骨に負担がかからず、首がすわらないという事態に。

首すわり前でも骨を固めるために負荷も必要ということです。
そして、縦抱きを頻繁にされていた赤ちゃんは首すわりが早い傾向にあります。

無理に新生児期から頻繁に縦抱きする必要はないです。
ただ、平均的には生後3~4ヶ月も過ぎれば首がすわってくる時期。

1ヶ月を過ぎれば縦抱きもして、首すわりの訓練もかねてあげると良いですね。

縦抱きをするときの注意点

  • ママの身体から離して縦抱きする
  • 赤ちゃんの背骨をまっすぐ伸ばさせる

身体から離してしまうと前向きに急にガクッと倒れてきて危険です。
といって密着しすぎると呼吸ができなくなるので、慣れるまでは少しずつで。

また、赤ちゃんはお腹の中と同じ姿勢が好きなので、
背中が丸くなっていると安心します。

なので、抱いているときに背骨をまっすぐにする必要はありませんよ。
少し背中が丸まった状態で抱っこしてあげてくださいね。

ほかにも毎回同じ手を使い続けるのは腱鞘炎になりやすくなります。
これは抱っこだけじゃなく、手で支えること全般に言えますね。

我が家でも腱鞘炎には苦労しました。

添い乳もしていないときのお話ですが、
母乳の出が悪く、授乳に時間がかかっていたので
その時に手~腕にかけて負担が大きかったです。

両手を使い分けるにしても、授乳は利き腕じゃないとやりにくいです。
このため、さすがに利き腕は授乳の負荷に耐え切れませんでした。

なので、せめて縦抱きでは両手を使い分けて
負荷分散もしてあげてくださいね。

まとめ

縦抱きが危険なのではなく、正しく行っていないことが危険ということ。

初めて縦抱きするのであれば、怖がって不安に感じる気持ちはわかります。
私もわが子の首がすわる前に縦抱きするのには抵抗がありました。

でも、これからも続く育児では初めてのことだらけ。
それに正しい知識を身につけていれば大変なことにはなりません。

首すわり前の赤ちゃんは、普段は寝てばかりで視界の変化が少ないです。
そこで縦抱きをすると視界が変わって、あちこちに興味を示します。

だから横抱きだとダメなのに、縦抱きだと大丈夫ということにも繋がるんですね。

ご機嫌になってくれる便利な抱きの方法だからこそ、
安全なやり方をパパもママもしっかり覚えてくださいね。

縦抱きは大人の身体から離してもできてしまうけれど、
転落など大きな事故につながる可能性が高まります。

今回お伝えした正しいやり方で
安全で適切な縦抱きを使いこなしてみてくださいね。

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