【警告】赤ちゃんを石鹸で洗うな!ぷっくりもち肌にするお風呂の入り方

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突然ですが
「石鹸」か「お湯」どちらで赤ちゃんを洗うのが正しいか即答できますか。

  • 産院の指導では石鹸でよく洗うように指導された
  • 助産師から赤ちゃんはお湯で汚れを浮かすくらいで大丈夫と言われた
  • 「石鹸は使わなくて良い、石鹸なんて使ったら余計乾燥してしまう」と言われた

人によって助言が異なるとどれが正解かわかりませんよね。
こっちもはじめての育児だと余計不安になります。

正解は「石鹸は使わなくて良い」です。

なぜなら、石鹸で赤ちゃんを洗うと洗浄力が強すぎるからです。
石鹸はれっきとした弱アルカリ性の「界面活性剤」ですからね。
お風呂での使用を避けておくのが無難です。

ただ、お湯だけで洗う方法は残念ながら少し間違いです。
なぜなら、お湯だけでは皮脂の汚れが取りきれないから。
お湯だけで洗っていると脂の汚れで「脂漏性湿疹の原因」になります。

ですので、「適正な洗浄力のもので洗う」が 1 番正しい方法です。

ということで
絶対的な正解はないのかもしれませんが、私なりのやり方をお伝えします。

人には皮脂やセラミドなどの皮膚を守る物質が存在しています。
これらの保護物質が正しく機能することで、
皮膚の「肌バリア」が維持され皮膚を健康に保つことができるのです。

赤ちゃんのお風呂の入れ方を間違えなければ、
ぷるっとした肌になるのに時間はかかりません。

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赤ちゃんは 2 ~ 3 日に 1 回ソープで洗う

毎日せっせと洗剤をつけて洗う必要はありません。
基本はお湯だけで洗ってもぜんぜん大丈夫です。
産まれた直後の新生児は入院中ずっとお湯だけで構いません。

生後1週間程度経ち、病院から退院したら
自宅では 2 ~ 3 日に 1 回程度ソープを使ってあげましょう。
皮脂汚れを取らないと穴が詰まり「脂漏性湿疹」の原因になります。

お湯だけで洗い続けるのは皮膚には優しいかもしれませんが、
脂汚れに対応しきれないのでそこから派生してしまいます。
ただし、脱脂性能が高すぎて脂分を飛ばしすぎてもいけません。

薬用ビオレや普通の固形石鹸で赤ちゃんを洗い続けるとどうなるか。
洗浄力が高すぎて脂を取り過ぎるために肌トラブル必至です。

そこで手にしたいのが「適正な洗浄力をもつソープ」です。

ソープは何でも良いわけじゃない

おすすめできるのは「ココイルベビーソープ」です。

赤ちゃんを洗うと言っても洗浄剤の種類は豊富でたくさん売られています。
その中でも使って欲しいのは「洗浄力の抑えられたもの」です。
ベビー用と書かれていればわかりやすいですが、見るべきは「成分」です。

たくさんの成分が並んでいるから「良い」「危険」とは限りません。
全体のバランスでどうなっているかが大切なのです。

ココイルベビーソープの成分

水、グリセリン、ココイルグルタミン酸TEA、ヒアルロン酸Na、グリチルリチン酸2K、ベタイン、ラウラミドプロピルベタイン、セラミド1、セラミド3、セラミド6II、フィトスフィンゴシン、コレステロール、ラウロイル乳酸Na、カルボマー、キサンタンガム、クエン酸、クエン酸Na、メチルパラベン、プロピルパラベン

アミノ酸系洗剤のココイルグルタミン酸TEAで洗浄する成分ですね。

両性界面活性剤のラウラミドプロピルベタインが入っていますが、
洗浄力もマイルドな刺激性もほとんどない安全な成分です。

洗浄できる成分はこれだけなので洗浄力は低めです。

保湿剤のヒアルロン酸やベタイン、
それに最高の保湿剤ともいえるセラミドまで入っていますね。
グリセリンも含まれているのでここでも保湿効果があります。

成分を見る限りでは美容液のような配合です。
乾燥肌を気にして保湿するという目的で使うなら、
これほどふんだんに保湿剤尽くしのソープも珍しいです。

当然ベビーソープなので赤ちゃんの全身に使えます。
これ 1 本あれば、わざわざお風呂上がりに保湿剤を塗る必要もなくなりますよ。

ママも一緒に使えば使い分ける手間も省けて保湿もまとめてできます。
赤ちゃんと一緒でお風呂周りのバタバタの中、自分ケアも同時にできる至極の一品です。

通常の市販品ベビーソープに洗浄力はない

ベビー用ソープとして販売されているほとんどのものが
「洗浄力が皆無」ということを知っていましたか。

正直ベビー用ソープで洗うぐらいなら使わない方がマシです。
それくらい洗浄力を抑えすぎていて役に立ちません。

「これなら赤ちゃんに使えます、洗浄効果はありませんが」

こういう売り方だったら文句もありません。
しかし、世の中モノを売るときには「無添加」「赤ちゃんの肌を思って
などのようにあたかも付加価値をつけたような売り方をしているのが現実です。

文言に引っかからないように必ず含まれている成分を見て判断してくださいね。

基本のお風呂はお湯で流すだけでOK

ソープはたまに使う程度に抑え、ほとんどはお湯で洗うだけで十分です。
外で派手に遊んで汚れてしまったとかでない限り、お湯に浸かるだけです。

お湯だけであっても 5 分も浸かれば 80 %以上の汚れは落ちます。
なので、赤ちゃんは普段お湯だけで洗ってあげてください。
そのときも手で優しくなでてあげるだけです。

ガーゼを使ってもいいですが、毛羽立ってくると肌に傷をつけることもあります。
手のひらでお湯に浸かった体をなでるのを基本としてください。

ただし、産まれたての赤ちゃんだけは皮脂の分泌が多いです。
産院で指示があると思いますが、そのときは従って洗いましょう。

数日して退院したあとは 2 〜 3日に 1 回のソープ利用に切り替えてくださいね。
あとはそのまま小学校に上がってもらって大丈夫です。
大人になるまで、なってからも続けていける方法です。

これを実践すれば、薬剤によるお子さんの肌トラブルとは無縁になります。

まとめ

いかがだったでしょうか。
赤ちゃんのお風呂に必要なことは、自然の肌バリアを活用させること。
そのためには余分な化学物質で赤ちゃんを囲い込まないことです。

スキンケアというとあれもこれもと手を掛けてしまいがちです。
実際に必要なことは「過剰なスキンケアをしないこと」なんですね。
お風呂に入ると何でもつけたくなってしまいますが、ぐっと我慢です。

いまの日本に限らず先進国は体を洗いすぎです。
他の国、たとえばアフリカの子たちは石鹸で体を洗うでしょうか。
洗いませんよね。それでも子供たちは立派に大人になっていけます。

何もせずとも保護物質にまかせて肌を守ってもらえるようにできているんです。
そして、この保護物質は弱酸性の性質を持っています。
それを弱アルカリ性の石鹸で洗い流すから肌トラブルが増えてしまうのです。

もしいま、間違ったお風呂の入り方をしているなら改善していきましょう。
今回お話している内容は紛れもない事実です。

あなたのお子さんが少しでも自然の力で自肌を守れる子に育てたいなら、
ぜひお風呂タイムに取り入れてみてください。

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