【そのまま使える?】粉ミルクの調乳にミネラルウォーターを使うための3つのポイント

授乳

ミネラルウォーター,水,赤ちゃん,調乳
ミネラルウォーターを調乳にそのまま使ってもいいか悩んでいませんか。

  • 赤ちゃん用と普通のがあるけど赤ちゃん用でないとダメなの?
  • 可能なら沸騰した水に差し水としてボトルからそのまま使いたい
  • ミネラルウォーターも毎回沸騰させる必要がある?

ミネラルウォーターがそのまま使えるとさし水として使えるし
調乳にかかる時間が減って楽になれそうですよね。

なぜ、ミネラルウォーターが使えるか心配になるのか
それは
成分に含まれるもので赤ちゃんに何かあるか心配だから

ということで
ミネラルウォーターは調乳に使えることがハッキリわかる知識と
使うときに気をつけておくべき注意点
」を紹介します。

ここに書いてあることを知っていれば
ミネラルウォーターの使い方を間違えることもないです。

この記事を読むことで
ミネラルウォーターを使って調乳の温度調整も一瞬で済むようになります

スポンサーリンク




赤ちゃんに使えるミネラルウォーターを知る

普通の水道水とミネラルウォーターが違うことは知っていますよね。
でも、その違いってどこがどう違うのか詳しく説明できますか。

ほとんどの方は何となくしか知らないです。
なので、ちょっとだけ赤ちゃんに関係ある部分だけでも
ミネラルウォーターのことを知っておきましょう

ミネラルウォーターは広義の意味なので分類が必要

スーパーでもコンビニでもどこでも水が売っていますが、
その中身は各メーカーごとで違います。

なのでミネラルウォーターとひとくくりにしないで、
そこから更に分類できるようにならないと見分けがつきません。

そこで一番大事なのが「硬度」です。
硬度とは水の中に含まれるミネラル類のうち
「カルシウム」と「マグネシウム」の合計で決まります。

硬度から軟水と硬水を見分けられるようになろう

硬度による違いがあると言いましたが、
その硬度=カルシウムとマグネシウムの含有量で
軟水」と「硬水」にまず分類できます。

WHOと日本で基準が違ってくるのですが、
詳しくは知らなくて大丈夫です。

覚えて置いて欲しいのは赤ちゃんに使えるのは「軟水」
あと硬度の数値が「60以下」

これだけでいいです。
日本では水1Lあたりの硬度20mg〜100mg未満の水をすべて「軟水」といいます。
100mg 以上の水が「硬水」に分類されます。

ですので、この基準だと同じ「軟水」でも硬度の幅が広いんですね。

赤ちゃんに使えるのは60mg以下が基準になるので、
もし表記があるなら硬度表記をチェックしてみてください。

ミネラルウォーターを調乳に使いこなす方法

基礎知識があれば、いま目の前にあるミネラルウォーターが
赤ちゃんの調乳に使えるのか見分けるのはかんたんです。

普通のミネラルウォーターは説明書きを見てから決める

硬度の表記をさっそく確認してみてください。
硬度60以下の「軟水」であれば基準はOKです。

これだけで調乳に使うための条件はクリアできますので、
あとはボトルをあければそのまま調乳の差し水として使えます。

電子レンジやポットで温めてあげれば、
普通に粉ミルクを溶かして使ってもOKですよ。

「え?そんなので本当に大丈夫なの?」

大丈夫です。
赤ちゃんがわざわざ沸騰した水道水の湯冷ましを使うよう
指導されるのははっきりとした理由があります。

その主な理由は

  • 水に含まれる雑菌を処理するため
  • ミネラルを取りすぎると腎臓に負担がかかるため

この2つです。
とくにミネラルウォーターに関係するのが二つ目のミネラルの摂りすぎ。
ミネラルウォーターはミネラル豊富が売りの飲水ですからね。

でも、これは海外製品の高硬度の水に当てはまる話です。
日本ではミネラル分もほどほどで軟水ばかりが売られているので、
多くのメーカー品は赤ちゃんの調乳に使っても大丈夫なように作られています。

ミネラル云々の話には実は裏話も少し潜んでいるのです。
詳しくは記事後半でのコラムでお話しましょう。

赤ちゃん用の純水は最高の調乳に使える水


市販で売られている赤ちゃん用の水。
これはミネラルウォーターに分類するには少し違うものになります。

ものにもよりますが「ピュアウォーター」という水に分類されます。
ピュアウォーターの定義は硬度0の「純水」のことを指します。

なので普通の軟水よりもずっと硬度がない超軟水ですね。
これなら余分なミネラルも不純物もないので
赤ちゃんにも安心して使えるということです。

ピュアウォーターが一般の市販品の中では
一番安心して赤ちゃんにあげられる水になります。

普通のミネラルウォーターでも大丈夫ですけど、
心配ならピュアウォーターとして売られている赤ちゃん用の水を使いましょう。

未開封ならミネラルウォーターに沸騰は不要

「ミネラルウォーターを赤ちゃんに使うときは一度沸騰させよう」
みたいなことを書かれていることがありますが、これは間違いです。

開封直後に使うのであれば沸騰させる必要なんてありませんからね。
なぜなら、国産のミネラルウォーターは出荷前に加熱加圧殺菌されているからです。

これはすなわち沸騰処理したようなもの。
あえてもう一度煮沸する必要なんてないんです。

メジャーどころの南アルプス天然水とか六甲のおいしい水とか使うなら
そのまま開封して電子レンジで70度以上にチンすればそれで調乳OKです。

この辺は硬度60以下の軟水で売られてますから基準も当然満たしてます。

開封してから時間が経ったものは雑菌も増えていくのでダメですけどね。
なのでボトルを買うときは小さいものを複数買うのがおすすめですよ。

2Lボトルとか安いですけど、1度開けてしまうと次からは一度沸騰させてから
使わないといけなくなりますからね。

水も鮮度が命ですから、未開封状態のものほど役立ちます。

ミネラルウォーターの小分けボトルを大量に買って保存

これが一番便利です。
未開封品をいかにたくさんキープするかが調乳の楽さを決めるくらいですから。

赤ちゃん用の水なら文句なしですけど、少しお値段が張りますからね。
500mlのペットボトルを箱買いして家にストックしておけば十分です。

温度調整のさし水目的なら未開封品を冷蔵庫で冷やしておけば
それだけで調乳し放題です。

開封後温める分だけコップに移す

電子レンジで85度くらいにチン

粉ミルクに溶かして使う

残りの冷えた水で温めた分と混ぜ合わせて温度調節

残った水は次回沸騰させてから使うか、家の料理とかに使ったり
自分で飲むようにしてもいいです。

これなら水も無駄にならずに調乳も楽にできますからね。
双子のお子さんに調乳するときとかちょうど1本使えたりするので便利です。

粉ミルク1回分サイズで安く大量に出してくれると便利なんですけどね。
とはいえ500mlボトルは安く買えるので、震災等の非常用の水としての役割も兼ねて
まとめて箱買いしておくとイザというときも役立ちます。

2Lは未開封で使える回数が減ってしまうのでやめておきましょう。

【コラム】ミネラルウォーター会社とミルク会社の戦い

前半で少し触れたミネラル分に関するお話です。
ミネラルウォーターと粉ミルクの会社は裏で攻防が繰り広げられています。

※興味がなければ知らなくても良いお話です。

粉ミルク会社の営業手法

よくミルク会社の営業の方が産婦人科などの講習に現れて
妊婦を相手に営業に回ることがあります。

そのときにミネラルウォーターを使うと粉ミルクの成分が壊れることや
ミネラルウォーターに含まれるミネラルの摂りすぎによる
赤ちゃんの下痢の心配をママに植え付けていこうとしている方がいます。

これたしかに間違ってはいないんですが、何でもかんでも
全部のミネラルウォーターには当てはまりません。

最初にお話した硬度と軟水・硬水の知識があればわかることですからね。
ミネラルウォーターを使っても粉ミルクの成分は壊れませんし、
国産のミネラルウォーターには高ミネラルな水は少ないくらいです。

これは営業マンを信じさせるための情報提供テクニックの一つです。
マーケティングに詳しい人からすれば当たり前の常套手段です。
それっぽいことを言うと人は納得して信用してしまう心理を使って営業しています。

これが悪いこととはいいません。
でも、それを真に受けてしまうのも良くないですよね。
だって間違ってはいないけれど完全に正しくもないんですから。

実際はどうなの?

国産のミネラルウォーターは加熱加圧殺菌されているものがほとんどで、
どこのスーパーでもあるようなメジャーなものは殺菌済みで売られています。

当然ながら未開封で賞味期限切れとかでなければ衛生面で問題はありません。

じゃないと何かあったときに責任を問われても困りますからね。
ミネラルウォーター会社としては当たり前のことを当たり前にしているだけです。
それに食品衛生法では加熱加圧殺菌しないといけないと定められています。

これを逆手にとって営業に組み込んでいるのがミルク製作会社の営業マンです。
ターゲットにされたミネラルウォーター会社側にしてみれば
たまったもんじゃないですよね。

彼らは何もしていないのにも関わらず、粉ミルクを売るために
営業マンを信用させるためだけに情報操作されているようなもんですから。

一部違反しているミネラルウォーターも存在する

東日本大震災のときに放射線による水質汚染問題がありました。
このとき一斉にみんなが水を買い漁ることがあったのですが、
そのとき地水で売られているものがあり、加熱殺菌されていないものもありました。

これだと赤ちゃんの調乳にそのまま使うのは無理です。
一度沸騰させてから使うなら大丈夫かもしれませんが、
硬度が60以下の軟水である必要は当然あります。

そして、ミネラルウォーターの水質基準は意外かも知れませんが
普通の水道水よりゆるいので、綺麗な水という意味ではないのです。

なので必ず表記を確認して、加熱処理されているかも
確認しておく必要があるんですね。

大手メーカーどころは必ず加熱殺菌処理しています。
そういうことからも信頼できるところから買うのは
安心・安全を買うことにもなるんですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。
最後に少しコラムをはさみましたが、
ミネラルウォーターが調乳に使えることはご理解いただけましたか。

どうしても心配な方は水を直接販売している公式サイトを確認してみてください。

■『サントリー天然水』は、赤ちゃんのミルクに使ってもいいですか?
http://www.suntory.co.jp/customer/faq/003389.html

ハッキリ赤ちゃんのミルクに使えると明記しています。
こういう表示があると私達も安心して使えますよね。

たしかに安心・安全なのは自分の手で毎回沸騰させてから
調乳してあげることです。

でも、忙しい育児の間に調乳にそこまで時間を毎回割いていられないこともあります。
だったら使えるものは使ってしまっていいと思うんですよね。

最後にまとめて買うならおすすめの調乳用ミネラルウォーターをまとめておきました。
この中から選べばどれも公式ページで調乳用に使えると
表記されているものばかりですよ。

ぜひ、参考にしてみてくださいね。

サントリー 南アルプスの天然水 硬度:30
アサヒ飲料 おいしい水 富士山のバナジウム天然水 硬度:29
キリン Volvic(ボルヴィック) 硬度:60

スポンサーリンク




ミルク作りに面倒な温度調整がいらなくなる方法



ミルクを作る時に一手間かかるのが一度沸騰させた熱湯を70度前後まで冷ますこと。沸騰直後に粉ミルクへ注いでしまうとミルクの成分が一部壊れてしまいます。

そんなときも便利に活躍するのがウォーターサーバーです。

70〜85度でボタンひとつでお湯が適温で出せる上に、安心・安全な健康を支えるお水がレンタル料金無料で使えます。ウォーターサーバー業界で唯一グッドデザイン賞まで取得しているオシャレなサーバー

家庭にひとつあれば、誰かが来た時にも「これ、どこのやつ?」と聞かれること間違い無しです。

いますぐグッドデザイン受賞のウォーターサーバーを見る

授乳