赤ちゃんの理想の生活リズムを整える時に考える3つのこと

お世話・ケア

寝起き
赤ちゃんが規則正しい生活をしてくれなくて悩んでいませんか。

  • 赤ちゃんの生活リズムを整えたい
  • 夜、布団にはいってもなかなか寝付いてくれない
  • 朝、どう過ごすのが理想的か知りたい

赤ちゃんの生活リズムってわかりにくいですよね。
とくに生後間もない頃だと昼夜問わずのお世話ですから辛いです。

それこそパパ・ママが毎日寝不足になってもおかしくないですよね。

なぜ、生活リズムができていないと辛いのか。
それは
人間は習慣の生き物で、リズムがないと不調になるから

ということで、
何回かにわけて生活リズムを作るときに役立つポイントをお伝えしましょう。

ちょっとしたことの積み重ねでリズムは作られます。
赤ちゃんのリズムを作るのはあなた自身のことでもありますからね。

「朝決まった時間になったら起きて、夜決まった時間に寝る生活を送れるようになります」

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朝は必ず決まった時間で起きること

生後間もない赤ちゃんは、数時間おきに目を覚ましますよね。
おっぱいやミルクを飲んではまた眠ってをくり返しています。

育児100日戦争」といわれることもあるように、
3~4ヶ月ぐらいまでは昼夜問わず寝ては起きてのくり返しです。

ほんともう、お世話をする人も大変です。
早く生活リズムが落ち着いてほしい」と思っていることでしょう。

でも、生活リズムは何もしなくても整っていくものではありません。
人間は、ほうっておくと夜型にシフトしていく体内時計を持っています。

体内時計は25時間ですからね。
1日24時間なので、1時間ずつズレます。

昼間は起きて活動し、夜しっかり眠る。
それにはある程度周囲の働きかけが必要です。
生後4ヶ月過ぎごろから、少しずつ生活リズムを整えることを意識してみてください。

その第一歩は、朝きちんと起こすこと。

家庭によって事情は異なると思いますが、
どんなに遅くても午前8時までには起こしたいですね。

カーテンを開け、部屋に朝日を入れて明るくしましょう。

朝決まった時間にきちんと起こす習慣をつけると、
その時間に起きられるように、自然に夜は寝るようになることが多いですよ。

赤ちゃんが眠くなって午前寝してしまってもかまいません。
朝の決まった時間には、1回起きるということを続けてあげてください。

それだけでも体はリズムを自動的に作っていこうとしてくれます。

お金のかからない最強の目覚まし

  • 朝、起きても部屋が薄暗い
  • 日中に外遊びをしない
  • 夜ふかしをして、夜も明るい場所にいる

こんな生活していませんか。

全部当てはまる、とかですと睡眠をコントロールしている
セロトニン」や「メラトニン」といった神経伝達物質の分泌が低下してしまいます。

そうすると、時差ボケのような状態になりますよ。
つまり、脳が目覚めないまま日中を過ごすことになります。

その結果、

1日の運動量が減る

ますます寝つきが悪くなる

こうした悪循環を改善するためには、
まず朝起きたらカーテンを全開にしてください。
そして、明るい朝の光が部屋全体に差し込むようにすること。

寝室に日が当たらない場合は、起床時間になったら、
赤ちゃんを日当たりのいいリビングなどに移動させます。

しっかり目覚めていなくてもかまいません。
抱っこしたまま明るい窓辺に連れていって、

  • 「おはよう」
  • 「今日もお天気がいいね」

と声をかけてあげてください。

くもりの日や雨の日は、可能であればベランダに出てみるのもいいですね。
そのあと朝食を食べて外遊び、と生活リズムを整えていくと、
夜の寝つきがスムーズになっていきます。

かんたんに言えば、健康的な生活をしましょうということですね。
これ、続けていくと家族みんなが健康的になれるおまけもついてきます。

朝は五感を刺激してあげる

日中を活動的に過ごし夜スムーズに寝つくためには、
朝の目覚めがなにより大切です。

毎朝決まった目覚めの儀式をつくるのも、
生活リズムを整えるうえでとても効果的。

起床時間になったら五感を刺激して、
すっきりと目覚めるよう工夫してみましょう。

五感に刺激を与えるという点では、

  • お日さまの光を浴びる
  • ママに「おはよう」とやさしく声をかけてもらう
  • ぬれタオルで顔を拭く

かんたんなので、ここからやってあげてみてください。

夏は水にひたしてしぼったタオル、
冬はぬるま湯でしぼったあたたかいタオルでふいてあげましょう。

ぬれた感じと適度な摩擦が、赤ちゃんの五感を気持ちよく刺激してくれますよ。

ただし、あつあつのホットタオルや、
力まかせにごしごしふくようなことは避けてくださいね。

お顔をやさしくふきながら

  • 「気持ちがいいね」
  • 「朝ごはんは何かな?」
  • 「今日は何をして遊ぼうか?」

と話しかければ、赤ちゃんはさらにしっかり目を覚ますことができます。

夜、早く寝かせるための朝のひと工夫として、
さっそく明日の朝から始めてみましょう。

朝だとわかる音楽を

五感をやさしく刺激して目を覚まさせるためには
朝から音楽を聞かせるのも有効です。

朝のお目覚め儀式のひとつとして、
わが家のテーマソングを決めてみましょう。

アラームで使っている音楽とかでもいいですよ。

胎教のために聞いていたクラシックやリラックスする曲は
赤ちゃんにもなじみ深いので良いですね。

ただ、曲調がちょっとまったりしすぎていると
やっぱり目覚めにくいですよね。

それなら新しい一日の始まりをワクワクして迎えられそうな、
明るくて元気がいい曲がおすすめです。

アンパンマンのテーマソングや
ディズニーソングなんて人気がありますね。

パパやママのお好みで「わが家の朝の歌」を選んでください。

といっても、あまりにハードなロックや大きすぎる音は、
赤ちゃんにとってはこわいだけの騒音になってしまうので避けたほうが無難です。

赤ちゃんの様子を見ながら、
気持ちよく目覚められるテーマソングをさがしてみてください。

こども向けの童謡や行進曲なら赤ちゃんにも聞きやすい音楽が多いです。

ほかにもママの好きなポップスなど、
美しくここちよいメロディーを
ほどほどの音量で毎朝決まった時間に流します。

「おはよう」と話しかけながらお顔をふいて朝のおむつ替え。

朝の儀式が決まってくると、赤ちゃんが目覚めやすくなります。
ママにとっても、あわただしい朝の手順が決まるとラクですよ。

生活リズムを作るときにやっちゃいけないこと

・夜に部屋の明かりが明々とついている
・まだ生後4ヶ月を過ぎていない

ありがちなのが、夜になっても証明が明々とついているパターン。
光の刺激があると興奮がおさまりきりません。

時間どおりに寝てもらうためにも、
部屋の電気は寝る時間30分前には薄暗くする。

もしくは極力消しておいてくださいね。

それに生後4ヶ月を過ぎていない赤ちゃんに
生活リズムを作り上げることは難しいです。

まだ、寝て起きてを繰り返す時期に
夜中はしっかり寝てもらおうとしてもできない子はできません。

それでも、規則正しい生活を送ることは
いざリズムを作れる時期になったとき、スムーズに移行できます。

小さいうちから夜更かしして良いことも正直ありません。
寝てくれないタイミングもありますが、
できる範囲でいろいろなことの時間決めをして守ってあげてくださいね。

まとめ

  • 朝は決まった時間に起きる
  • 起きたら朝日をしっかり浴びる
  • 体を拭いて五感を刺激してあげる

生活リズムを作るには1日の行動パターンが肝心です。
その中でも、まずは朝の行動部分から見直してみましょう。

ひとつひとつはそれほど難しいことじゃないです。

ただ、こうした小さな積み重ねがまとまると大きくなっていきます。
いまの生活もあるので、慣れるまでママも大変かもしれません。

でも、赤ちゃんは適応力も吸収力も段違いに高いです。
しばらく続けてあげるだけで、体が覚えていってくれますよ。

まずは1週間だけでも頑張って続けてみてくださいね。
慣れてくると当たり前のようにできる自分がいますから。

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